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東方の夜明け

muramsa.exblog.jp
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2007年 01月 08日

恋符(セクシーポーズ)!!

「VSロードブレイザー」(WA2)が頭からこびり付いて離れない翠珀です。
早くラストバトルまで行きたいなあ・・・。
あのゾクゾク感を直に体験したいぜッ。



求聞史紀読了(遅ッ)
大方のキャラの全貌が見えてきた・・・ような、そうでないような。
取り合えず、いつぞやかそらさんがコメントしてくれたように、誇大表記をさせていく妖怪が幾つも居るらしく、求聞史紀に書かれている事が必ずしも真実ではない(けれど真実である)というのが判ったかな?

と、言う訳でちょっと気になった事をば。

・死神の鎌は飾り?・・・そう思わす表記が有ったけど、実際そうなのだろうか。
まあ、鎌が無いと小町も只の下町の粋な姉ちゃん、に見えなくも無い。

・咲夜の能力は先天性?・・・「人間が持っている能力にしては最大級の能力であり、修行で身につくような代物ではない」と書いてあるが、詰まる所彼女は生まれつきそういう能力を持っていたのかねぇ。何故彼女は時を止める能力を身に着けたのか、その経緯もちょっと気になる。
しかし、阿求の「吸血鬼ハンター説」を見て、ちょっとそれにちなんだバトル物を書きたい衝動に駆られてしまったw
後、輝夜の能力との関係が気になるが・・・?


・月の科学力・・・「瞬時に大量の弾幕」やら、「着弾したら爆発を起こす」までは元を理解したが、「撃った後に弾丸をコントロールする拳銃」って凄いな・・・。
ホーミングミサイル辺りかと思ったけど、それだと拳銃とは言わないしなあ。
月の科学力は侮れんね。

・大蝦蟇の池。お供え物の行方・・・多分、誰もが思うだろうがチルノも犯人の一人だろうなw

・変わる少女たち・・・求聞史紀で初めて知った事だが、咲夜と妹紅はちょっと変化が起きてるのね。
ただ、個人的な事を言えばちょいと意地っ張りな妹紅が可愛いと思ったなw

・参考文献・・・「死のノート」って・・・つまり、持つと小町さんが見えるのでしょうか?w
後、紫も色々書いてるんだねぇ。
流石に長生きもしていれば、本を書くことの一つや二つはするのかしら。

・スペルカードルールの提案者は?・・・あくまで予想だが、発案者は紫というのに一キノコ。








そんなこんなで三回目です。
俺自身は微妙に楽しく書けている模様・・・かも。

前回はこちらからどうぞ。

では、続き~。

「さて・・・と。これによると、入り口はここらにあるらしいけど。」
ミドは、上着のポケットから一枚の紙切れを出す。
そこに描かれていたのは、今ミドたちが居る山岳地帯の地図だった。
ここは、ミィ達の住む街より大分離れていて人通りは当然、無い。
(アンタに、コレに描かれてる場所に行って欲しいのよ。で、そこにあるモノを取ってくるの。)
(それって?)
(私には全然。でも、アンタなら判るだろうって。)
(・・・じゃあ、行って欲しい場所って?)
(それも聞いてないわ。ま、アンタの今までの経験と運に任せるって事でしょ。)
(・・・・・・・・・・(呆然)。)
「アニキ~。」
「!」
昨日のミィとのやり取りを思い出していたミドだったが、陽の呼び声で現実へと戻される。
「なんだ?」
「入り口ってどこにあるの?」
「そうだなぁ。」
ミドは腕を組んだ。
そう、入り口が見つからないのだ。
地図は貰った。これはまあ良いとしよう。
しかし、その地図には目印らしき場所も描かれてなく、ただこの山岳地帯の絵が描かれているだけだったのだ。
何も知らない彼らに渡す地図にしては、大分おざなりなものだった。
「ただでさえ広い此処で何かの入り口を探すんだ・・・大分骨だぞ、こりゃあ。」
「何か、手掛かりは無いのか?」
と次にデュラン。
「うーん・・・あ、待てよ。確か地図と一緒にこんなのが封筒に入ってたんだよな。」
ミドは上着のポケットから、三角形の鉄板を出す。
「こいつが何の役に立つのやら。文字が書いているけど、何だったかな・・・。前に見覚えがあるんだけど。」
「・・・願わくば」
「わッ!」
驚き声を上げるミド。
振り向くと、すぐ傍でケインが立っていた。
「・・・読めるのか、ケイン?」
ミドが訊くと、ケインは静かに頷いた。
「・・・”願わくば、我々の遺産が遠い子孫に伝わらぬよう”・・・と書いてある。」
「遺産・・・?」
デュランが眉を顰める。
「”いさん”・・・って、何?オオタさん?」
「お前は黙ってなさい。」
陽のボケにすかさず反応するミド。
そして、気を取り直すように、はぁ、と息を吐いた。
「これは・・・いよいよ胡散臭くなってきたな。けどッ!(半ば強制だけど)受けた依頼は全うするのが僕のポリシー。やるべき事はやる!」
「お~。」
ミドの意気込みにパチパチと拍手する陽。
「しかし、入り口が見つからん事には進展が無いぞ。」
と、デュラン。
「それなんだよな~。どうしたものやら・・・。」
ん~、とミドは腕を組んで、顔を地面に向ける。
「ん~~~~~~・・・・・・ん?」
その向けた先の地面に、ミドは妙な窪みを発見した。
その窪みは、荒野の吹きつける風によって砂が積もっていたものの、よく見れば気付けるものだった。
「これは・・・。」
ミドは屈んで、その窪みに顔を近づける。
「どうしたの、アニキ。」
陽がソレに気づき、ミドの元へと駆け寄る。
デュランとケインも後に続いて近寄ってくる。
「いや・・・この窪みが気になって。」
ミドが窪みを指差す。
陽はミドが指した先を見る。
「三角形の・・・窪み?」
そう、その窪みは少し小さめの三角形をした窪みだったのだ。
「さて、僕らはさっきこの窪みと同じくらいの大きさをした三角形を見た・・・。」
と言いつつ、ミドは先程ポケットにしまったばかりの鉄板を出す。
「あ。」
「うーん、偶然にしては恐ろしいが・・・まぁ。『神様』のおぼし召しと言う事で納得しておくか。」
ミドはそう呟き、「三角形」の鉄板を、「三角形」の窪みへと・・・填め込んだ。
「ビンゴっ!」
パチンッ!とミドは指を鳴らす。
「でも、填まったからって当たってるとは・・・む?」
デュランが否定的な意見を言おうとしたその時、一瞬地面が揺れる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ。
続いて、大きな音と共に地面が大きく揺れ始めた。
「「おおおおおお!?」」
結構な揺れに、尻餅をつくミドと陽。
デュランとケインは何とか体勢を保っている。
そして、大きな揺れに続いて今度は・・・。
「な・・・地面が割れてくッ!?」
ミドが叫ぶ。
そう、彼の言うとおり、地面が鉄板を填め込んだ窪みの真ん中から割れたのだ。
しかし、地面全部が割れた訳では無く、人二人分位の長方形に開いただけだった。
そして、その先には地下へと降りれる階段があった。
「・・・ビンゴだな。」
地面が開いて暫くしてから、ミドはにィ、と笑いデュランを流し見る。
デュランは、無言で頷いた。
「大丈夫か?」
「うん!」
一方、ケインは尻餅をついて起き上がり辛そうにしている陽を起こしてあげていたのだった。



「さて。ここに入るに当たって、多少の食料を大目に持っていこうと思う。」
と、ミドがそう提案する。
「それには賛成だ。どこまで続いているか判らんしな。・・・食料は俺がまとめておこう。」
その意見に、デュランは頷く。続いて、陽が手を上げた。
「じゃあ、武器はあたしが持っておくね!」
「ん~、それで良いかもな。」
「おい・・・。」
ケインが口を挟む。
「どうした?」
「この娘に武器を持たすというのか?・・・なら、俺が代わりに持とう。」
ケインの意見に、ミドは
「大丈夫。陽はな、こう見えて案外力持ちなんだ。」
「いえー。」
陽も得意げに、ぶかぶかの袖から巨大な鋏を取り出し、チョキチョキと動かす。
「本当に良いのか?」
今度は陽自身に訊くケイン。
「うん!コレ位しか、あたしがアニキに手伝える事が無いもん。」
「おーい、僕はお前の戦闘センスも買ってるぜ。」
コツン、と陽の頭を小突くミド。
「へへ・・・。」と陽は嬉しそうに、小突かれた頭をさすった。
「ま、気にすんな。」
ケインの肩を叩き、そう言うミド。
表情は変えてないものの、ケインは確かに納得はいっていなかった。
しかし・・・
「そうか・・・。なら、付き合いの長いお前の言う事が正しいのだろうな。」
どうやら、二人の様子を見て納得したらしい。ケインは頷いた。
「と、言う訳で!え~と、陽。コレとコレとコレを入れといてくれ。散弾銃の弾薬はコレ。あ、後年の為にグレネードも。」
ミドはどこに入っているのか、彼らが乗ってきたWWマシン(バイクみたいなもの。)のサイドカーからどんどん銃器や弾薬を放り出す。
その放り出された銃器や弾薬を、「ほい、ほい」と言いながら袖の中に入れていく陽。
(明らかに袖の大きさを超えた量のはずだが・・・)
その光景を見ているケインは、そんな事を考えていた。
「明らかに超えてると思ってるだろうな。」
「・・・ああ。」
食料を纏め終えたのか、いつの間にかケインの傍に立っていたデュランが、ケインの考えている事を見事的中させる。
「まあ、誰もが通る道だ。気にすんな。アイツは、ああいう芸当が出来る体なんだよ。」
「・・・そうか。」
頷くケイン。
「お前さんの、『ソレ』は入れなくて良いのかい?」
デュランが、ケインの背負っている『ソレ』―銃剣(リボルバーライフルに大型の刃を付けたタイプ)―を指して訊く。
「俺のは別に良い。持ってないと不安だからな。」
「そうかい。」
デュランも同じ人間らしい。彼の武器であろう銃剣(こちらは引鉄を引く事によって、液体火薬による爆発で斬る速度を上げるもの)を腰のホルスターに収めていた。
「よーし、じゃあ行くか!」
ミドも準備が終わったらしい。デュランとケインの居る方へと手を振っている。
「じゃあ行くか。」
デュランがケインに言う。
ケインは無言で、だが力強く頷いた。





「あらあら、中々面白そうな”しちゅえーしょん”を発見かしら?」
ミド達の居る地下階段入り口から大分離れた場所。
白衣の上に怪しげなマントを着けた、長い黒髪の女性が立っていた。
女性は、ミド達が今地下階段へと降りていく所を遠視棒を用いて見つめている。
「新作怪獣の慣らしに広いココへやってきたけど、丁度良い逸材&科学の香りがする場所を発見ッ!」
両頬に手を沿え、悩ましげな溜息を吐く。
「ふ~ふふっのふ~。こりゃまた見事な漁夫の利・・・いや、一石二鳥かしら?・・・まぁ良いわ。彼らには偉大なる科学の犠牲者になってもらいましょうねぇ。」
女性はマントを翻すと、ミド達が入っていった地下階段へと向かうのだった。

まだまだ続くのです。

by Horyday | 2007-01-08 01:22 | 雑記


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