東方の夜明け
2016-10-18T11:08:22+09:00
Horyday
今は過ぎた若い頃の跡地
Excite Blog
天まで届け、山吹色の光
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2016-10-17T20:42:00+09:00
2016-10-18T11:08:22+09:00
2016-10-17T20:41:30+09:00
Horyday
雑記
念のために言っておくが、当然このお二方のサプライズ演出も素晴らしく、とても感動していたことを記しておく。
ということで、この日友人から「一応あげよっか?」と頂いていたUO二本は使うこと無く俺とともに家へ帰ることとなった。
・・・・・・
そして一昨日の10月15日、4thライブSSA公演1日目が17:00時に開始。
この日は元々相葉夕美役である木村珠莉さんが唯一出演する日である事、そしていつもの面々(大橋さん、福原さん、原さんといったメイン級)がほぼ居ない、そんな新鮮なライブという事で注目度は高く、発表された当時はどうしても俺は現地で拝みたかった。そして紆余曲折を経てどうにか現地に入ることが出来たのである。
お馴染みになった、ちひろさんの注意事項に続き、会場に響き渡ったのは総選挙でめでたく上位入りしたアイドル達のやりとり、そして始まるライブ。先陣を切るのは出演者全員による「SnowWings」。今まで数人で行っていたのがまさかの全体曲化、いきなりいつもと違う展開を見せてくるのに驚く俺。(まぁSW組はこの日二人しか居ないのもあったのだろーけど)
続いて、もう発売されて暫く経ってしまったがCDシリーズ「CINDERELLA M@STER」9弾組が各人の持ち歌をライブ初披露。例によってソロでやる…と思ったらなんとルゥティンさん演じる塩見周子の「青の一番星」はなんと小早川紗枝を演じる立花理香さんとのデュエット。
この二人はブラウザ版のイベントにて「羽衣小町」としてユニットを組んでいて、それが話題を呼んでいたこともあり非常に盛り上がりを見せていた。もちろん俺も盛り上がった。盛り上がらない訳がない。
なので、この日のために買った紗枝ちゃんライトをガンガン振り回していた。
その後も各人のソロが続く。個人的に印象に残ったのは、やはり「lilac time」。元々CDに収録されていた歌もとてつもない安定っぷりを発揮していたが初披露となる4thでも木村さんの安定さは変わらず、最期まで相葉夕美ちゃんとして歌ってくれてとても良かった…衣装も(SSAに関しては参加者全員だが)各アイドルをモチーフとして制作されていて、それを着てあそこに立っていた木村さんはまことに相葉夕美。
そして俺はやはり相葉夕美モデルのペンライトを一心不乱に振っていた。
そしてお返しにルゥティンさんとデュエットするのか?と思っていた花簪はなんと五十嵐響子役の種崎敦美さん、佐久間まゆ役の牧野由依さんを揃えたトリオユニットで歌うというまた別方向に豪勢な事となっていた。
三人で歌われる「こんちきちん」はまた違った感動を俺に与えてくれた…是非CD化して欲しい、と思いつつ俺はやはりペンライトを振っていた。
曲も中盤に入り「ミラクルテレパシー」(歌うのは堀裕子役の鈴木絵理さん)が流れ、途中ステージに奈落(誰かが出て来る穴)が空き、最後に寸劇をしてるのを見て「お、次曲に繋げるやつか」と思っていたら、どこかで聞いたことのあるイントロ……暫くして幸子の「To my darling…」と気づくも条件反射でピンクのペンライトを持ち出すが頭は理解を追いつかない。
奈落からゆっくりと出てきたのは、ライブ開始時には誰も着ていない衣装、見た覚えのない髪型の方でまさか、まさかまさかと思い画面に出てきたテロップには曲名と共に「竹達彩奈」の名が。
そう、輿水幸子役である竹達彩奈さんがついに、ついに参戦したのだ。
ラジオにもミニイベントにも出なかった竹達さんがサプライズで参戦、周りは動揺を隠せるわけもなく(雰囲気的には2ndのミラクルテレパシーでサイキックギターソロがマジックショーになった位の感じだった)、竹達さんの名前がテロップが出てからは歓声の渦、渦、渦。
当然である。幸子Pからすればほぼ3,4年も待ったのだから。そんな俺も幸子自体には思い入れが出来ていたので少し涙ぐんだりしていた。
そして俺の中の奇跡はここからである。序盤のSnowWingsから暫く無かったスターライトステージでのイベント用新曲のラッシュ。純情Midnight伝説に至っては原優子さんの煽りもありボルテージが最高潮へ。
そして次はついに「ハイファイ☆デイズ」イントロがかかり、これで最後だ、どうせなら最大限コールしてやろう、と思い先月使ってなかったまま持ってきていたUOを出してる途中で耳に入った、龍崎薫役の春瀬なつみさんの台詞。
「今日は友だちをつれてきてるよーー!仁奈ちゃーーーーーん!」(多分こんな感じだったと思う)
その後の記憶は特に無く取り敢えず一気にUO折ってコールしてた事くらいしか覚えていなかった。あと久野ちゃんがちゃんと仁奈の声でハイファイとみんなのきもちを歌ってたことくらい。
……つまるところサプライズゲストに我が担当である市原仁奈役の久野美咲さんが来てくれていたのである。正直、竹達さんだけで相当なサプライズだったし、神戸だとサプライズゲスト登場は一回ずつしか無かったのでまさか二回目が、と俺は予想していなかったのでなんかもう、色々と脳内がグルグルメチャメチャになってたと思う。でも青木志貴さんが一緒に踊ってたのは覚えてるな(あの人ホント目立つなあ)
ホンマ卑怯だよ運営、ホント卑怯。ずりー二連パンチだよ…。でも…ありがとう。呼んでいてくれて。そして1日目に行こうとしていた俺にありがとう。席場所は微妙だったけど現地で久野ちゃんを応援できた、それだけで十分に行った価値はあった。ただこれは心臓に悪いからもうちょっとどうにかして欲しいな…。
そして自分ではチケットを当てられず代行でチケットを当ててくださった某フォロワー様にも、本当にありがとうございます。
ある程度落ち着いた後はずっと久野ちゃんを見てました。遠かったけど、一緒に来てくれた人から双眼鏡を借りたりして衣装を確認してみたらなんと!スターライトステージでSSR”[ともだちたくさん]市原仁奈”の特訓後で着ている衣装をモチーフにしているらしい物でした。
まぁ他がキグルミばかりなので妥当っちゃ妥当だなと今は思ったり。
でも何を着てても久野ちゃんなら似合いそうだしなんでもいーな!!(超雑)
ハイファイからは記憶が軽く飛んでたのもあって、ホントあっという間で出演者の一言タイム。
久野ちゃんはやはりというか歌ってた時とはうって変わって緊張の面持ち。ある意味久野ちゃんらしいといえば久野ちゃんらしいが、多分今回の様なデカい舞台で一言、というのは初めてかもしれないから相当キてたんだろうなと思う。(もし過去にSSA以上にデカい舞台に出てたのなら申し訳ない)
あ、あと出演者コメントと言えば木村珠莉さんが結構感極まってたのもかなり印象的でした。初出演なのに、ほんと綺麗に咲けてたと思いますわ…。
挨拶の後、ラストはお馴染み「お願い!シンデレラ」で締め。
遠目ながらもりっか様や下地さんとじゃれあってる久野ちゃんを見て最後までほっこり出来た一日でしたとさ。
ホント良い一日だった。こういうのはなんですが完全に俺の中では千秋楽でした、一日目。
おそらく今日を超えるライブの日は、おそらくハイファイメンツが全員揃うくらいじゃないと超えない気がします。
SSA二日目のセトリも良かった(それでも少なからず不満はあるけど)んですが、やはり担当が居るという事はデカいんだな、とわかる1日目でしたね。
……と言いつつ、2日目は2日目で予想通りとはいえ高垣楓役である早見沙織さん(&こいかぜのソロ)と川島瑞樹役の東山奈央さんのサプライズ参戦…そしてオリジナルメンバーによるNocturne!!こっちもえがった。
しかし来年は久野ちゃんが来ることはあるのだろうか?今回は竹達さんや早見さん、東山さん共々つめつめなであろうスケジュールの中来て下すっただろうし次回も同じことがあるとは思えない……が、俺は信じて待ちたいところです。
そしてSSA2日目、仁奈Pたちと共に作った寄せ書き色紙9枚、このメッセージを見て久野ちゃんがライブに出て良かったと思ってくれたら幸いと思います。近いうちに何かしらラジオで言及してくれたら嬉しいんだけどなあ…多分ムリだろうケド。
取り敢えず今は4thライブのBD発売を心待ちにしつつ(多分来年夏頃だろーけど) 今日の思い出を大事に頑張って生きていこうと思います。
久野ちゃん、着てくれて本当にありがとう……。
あ、あと衣装着た姿の正面写真見たいんですがガールズさん誰か持ってないですかね…]]>
ぶらり地下王国散策の旅
http://muramsa.exblog.jp/25136247/
2016-04-16T14:02:00+09:00
2016-04-16T14:20:00+09:00
2016-04-16T14:02:54+09:00
Horyday
ゲーム
去年9月末に発売されたundertaleというゲームをこの前購入しクリアした翠珀です。
少し前から色々話題になっていて興味はあったんですが、元々洋ゲーということもあり英語なんて読める訳ねーよ!!って思い、暫くスルーしてたんですが最近有志による日本語化パッチが配布されてると知り、慌てて購入しプレイに走りました。
確かに日本語化はほぼ済まされており、ラスボス戦後に自由に歩き回れる時間があるんですが戻って皆と会話してみると明らかに翻訳ガバガバだったり翻訳されてなかったりな部分がある程度。普通にクリアする分には問題なかったです。
さてundertaleというゲーム自体の説明は以下参照
Undertale(ニコニコ大百科より)
ゲームとしては「誰も死ぬ必要のないRPG」というコピーがあるようで、その通り出てくるモンスターを(ボスも含めて!)殺すことなく、和解して進める事ができるのです。ただボス相手となると若干工夫というか察しの良さが必要となりますが。
で、俺は先ほどトゥルーエンドまで終わらせたんですが、なんとも言えないプレイ後感というべきか…少し寂しさの残るEDでした。(個人的には) でもEDのスタッフロール自体は皆楽しそうで希望を感じさせる良いエンドだったけども。俺が何故そう思ったかはトゥルーエンドを見てくれたら「ああ、この辺りの事かな」と気づけるかもしれません。
……あ、それとニュートラルエンドの演出が色々強烈だったので逆にトゥルーエンドの印象が薄くなったのは内緒。(いやホントあれは夜中にやってたのもあるけど色々とビビるというか、むしろアレがトゥルーでも良かったんじゃね?っていう感じの良いラスボス戦だったけどでもやぱりトゥルー戦も良いというかなんというか色々ごっちゃまぜになっちゃうな)
あと作者であるToby Fox氏はSFC辺りをメインとしたゲームが大好きであり(特にMOTHERとかメガテン)、そして東方(こちらは妖々夢が特に)も好きという。その影響かundertaleにもどこかで見たような要素がチラホラ(敵と全て和解できる、敵の攻撃は弾幕でそれを避ける、ボス戦時の音楽のマッチ感)。
それと、とあるキャラ戦での曲名に「Megarovania」っていうやつがあるんですが、絶対作者LIVEALIVEも好きだよね…?
ま、ココらへんはもう他の方も語ってるでしょうしここまで。
音楽といえば…そう、このゲームの音楽なんですがレトロ風RPGの形を成してるせいかチップチューン(風、と呼ぶべきか)が多いです。個人的にはこれもツボなのが多い。登場人物の一人であるアンダイン戦の曲やトリエル戦の曲、アズゴア戦の曲に…というか全部だな!
音楽を知ってゲームやりたい!という人は少ないかもしれませんがもしチップチューン風音楽がお好きなら聞いて見る価値はありですね。
登場キャラは個性的な奴が多いです。メイン級のトリエル、パピルス、サンズ、アンダイン、アルフィス、メタトン…その他モブキャラ。一癖二癖ありながらも魅力的なヤツら。なんだかんだプレイしてたら皆大好きになるという不思議な感覚(この世界のやつら純粋すぎるよ!)
強いて言うならサンズ、パピルス兄弟とトリエルかな…トリエルの母性あふれるオーラにやられた人も多い気がする。でもジョークは少しいただけない。
プレイ時間は1周大体300分、5時間くらい?俺は寄り道とかもしてるのでせっかちな人はもうちょっと早いかも。ただこれはNルートの話でTルートに行くとなるともうちょっと時間はかかるでしょうし、Nルートも条件次第でEDが変化するので、全部見ようと思ったら更に時間がかかるかも…?
そして、ゲームをクリアしていけば少し示唆されますが、上記2ルートのED以外にもう一つ。とんでもないEDもあります。すべてを壊してしまうED……もしそれも「やろう」と決意を秘めたなら、俺は止めはしません。ただその好奇心の為に進んで下さい。
俺もその内、そこへとたどり着いてみれたらいいな…その為に払う犠牲は大きいんだろうけど。
…というか、そもそもundertaleに興味を示したのはここを見たせいだったり。どうせやらないだろって思ってネタバレ見るんじゃなかったなあ、勿体無い。でも、逆にその御蔭でこのゲームと出会えたとも思うし、結果オーライというべきか。
ついでにSteamで売られてるゲームも幾つか興味あるの出てきたのよね…FF9も知らんうちに売られてるし。セール中の内に買うべきか…。
あとそれ以外だとStardew Valleyにも興味が出てます。こっちも日本語化出来るようなんでありがたい…。
暫く時間ドロボウになればいいなあ・・・グラブルとかも始めたけど金が減るばっかりで懐具合が地獄(ヘル)になっていけねえや。
興味が出た方、undertaleの購入はこちらからですよ!
1000円で買えるよ!お安い!]]>
目覚めの時 2015
http://muramsa.exblog.jp/23809574/
2015-03-22T01:37:00+09:00
2015-03-22T01:40:34+09:00
2015-03-22T01:37:51+09:00
Horyday
雑記
先日3月8日に行われたシンデレラステージ 3STEP(STEP3だっけ)
そのイベントにて出された合同誌に参加してました翠珀です。こういうこと書くの久しぶりだなあ。
さてさてシンステですよシンステ。三回目にもなって、場所も転々として今回は大阪国際会議場!場所はとても広かったです!しかしアニメ効果か来場者数も3000人越えとおっとろしい事に!そりゃめっちゃくっちゃ人混みもできちゃうってもんよ。アニメ効果なんでしょうけどすごいね、アニメ効果。
そんな波にも負けず俺は本を漁ったりコスプレを見るのにハッスルしてましたとさ。流石オンリーというべきか普段見ることはないだろうコスプレも見れたのがとてもありがたかった…特にメイドクラリスと制服柚。そしておそらくは合わせた訳ではないと思われる、ロゼプリ桃華とうみのいきもの仁奈。イカバラプリンセスが揃ってるたァ眼福すぎたぜ。
あと時子とメイドあいさんは踏んで欲しかった。欲しかった。
そしてそしてイベント後はすんげえ数の方々と肉を頂いてた気がするんですが俺はアルコールを沢山取り過ぎて意識が微妙になっていたのでしたとさ。いや、結構肝心な話とかはちゃんと記憶に残っているけど。
実に良い機会でした…また機会があればコッソリ参加してみたいものです。というか酒飲んでバカみたいなこと話したい。
さて以下は参加した合同誌に寄稿した小説のちょっとしたお話。あとがきにもならぬので、ここに書きまっする。 夜に咲く花のように
和久井さん合同誌「留美色わくわくデイズ」にて掲載させて戴いた超短編小説。
タイトルの元ネタは知る人ぞ知るあれです。というか僕と同世代なら確実に知ってますね…。
ちなみに僕は基本仁奈Pですが、和久井さんといったオトナ組のアイドルもとても好きです。
この合同誌に参加する前、まさか和久井さん合同誌の企画が立ち上がってるとは夢にも思わなかったので、これはいざ!と思いつつ、参加するのには中々勇気がいりました。初対面の人に「やあやあ我は和久井留美を好いてる者ぞ~」なんて、堂々言えるわけがない。アイコンは仁奈だし。それに人見知りなんよ…。
そうしてああして、完成した本文は最終的に4Pで済むほどの短さでした。まぁコンセプトというか気持ち的にも「短く、アッサリ」で行こうかなあと思ってたのでこれで良かったのかもしれません。
とはいえ短いくせにちょびっと難産でしたが。一回書きなおしてるんですよね。最初に書いたのは女性Pで夏祭りめぐり年増トーク、なんて考えてたんですが、思いっきり女性Pが和久井さんを食ってたのでボツにしました。短いくせにPが目立ってはアカンのです…。
ちなみに女性Pだった場合和久井さんのキャラ壊れは必至でした。ひえもんとりさんの様なコミカルな和久井さんになってたかもしれない。
舞台は夏祭りの夜、花火のシーンをメインにしてみました。ここらへん個人的な趣味全開ですね。花火好きですしね俺。
ところで和久井さんの浴衣姿って似合ってると思うんですよね、モバマスだと正面絵でしたけど見返りしてる姿とか凄く見てみたい。見てみたくない?浴衣姿の女性って何かに強いられてるのか基本髪上げてるし(偏見)、ショートヘアの和久井さんはナチュラルユカタニストだった可能性が微レ存。なんかこれもう良くわからんね。
花火のシーンはそういった邪念が籠められた感じで書いてみました。篭ってるかなあ。篭ってると良いなあ。
んん。
人って何か綺麗なものを見た時、その瞬間素の表情になるのかなあって思ったりしてます。実際はわかりませんが、僕としてはその瞬間の表情は、もしかしたら一番自然体で感動的なものに見えるのかな、と妙なことを考えながら書きました。
花火を素直に見惚れる和久井さん。皆さんにはどんな表情が見えたでしょうか。
ちなみに後日談みたいなのも頭に浮かべてます。浮かべてるだけで、書くかどうかは未定。
夏のきみを忘れない
関裕美ちゃん合同誌「みんなの関ちゃん4」にて掲載させて頂きました。こちらは和久井さんとは打って変わって割と長め、と言いながら思いついたことを書いてたら結構な長さになってしまった。まぁいいか。
タイトルの元ネタは聖剣2のサントラのとある曲名から…ってあれも元ネタがあるから元ネタではないですね。
内容としては夏を舞台にした……また夏か!!そしてアイプロ「みんなのなつやすみ」からだから夏祭り要素もちょびっとあるよ!結局それか!!!
どんだけ夏好きなんですかねえ俺。
ただまぁ、今回この話を思いついたのは、確か去年の7月辺りに地元で結構な広さのひまわり畑を見たのが始まりだったんで。夏という要素から舞台を用意するには致し方なし…ということで。しかし、あれは綺麗だった……また見たいものだ、けどアレどこで見たっけ(痴呆) まっ、また夏にぶらぶらしてれば見つかりますかな。
寄り道話はさておき。
この話は向日葵と少年と裕美の間で起きたすこしふしぎなお話といった感じに仕上げてみました。結構あやふやな表現やらシーンやら背景があるかもしれませんが、あえてそうした、という事にしておいてください。
しっかし、めったに見ないかもしれない、アイドルとP以外の男性(といっても男の子)とのやりとりって、どーなんでしょうかね?個人的には…ってこれは言うものでも無いかもしれないですね。どんな風に見えたかは見てくれた方によりけり、という事でおひとつ。
うーん、見返すとホント地の文が多い。でも、地の文の方が動かせてる感があって楽しい。台詞より挙動でキャラの感情を表すのが好きなんだなあ。いや、何か言わせなきゃって気持ちもあるのだけど、それを入れる余地が無いというかなんというか。
台詞がないと味気ないと思ってしまう方には申し訳ないところ…。台詞もアイドルを表現する上で大事なことってのはわかってるつもりなんだけどなあ。
と、色々と反省点も見える参加したシンステでの合同誌でしたとさ。
次回も機会があれば色々と参加するつもりなので、なけなしのアイデアをひねっていきたい所。三船さんとか毎回見逃してるので今度は参加してみたいなあ。後は水面下で動いているらしいクラリス合同も。
三船さんは書きたいことは脳内でかなり展開されてるがクラリスはまだだ…とっとと固めておかないと。]]>
再燃発起
http://muramsa.exblog.jp/17091114/
2012-01-19T01:27:23+09:00
2012-01-19T01:27:24+09:00
2012-01-19T01:27:24+09:00
Horyday
雑記
そんな懐かしいフレーズと共にまたブログとか書いてるんですけど、いざ何を書こうかって話でして。
取り敢えず昨年末の話。毎度のごとく冬コミへと行って来ました。今回は夏から放送開始していたアイドルマスターがやっとこさTVアニメ化したという事で、それを見ていた訳なんですが当時(大学生頃なので確か07年)爆発してた熱が再燃。そして冬コミでは30冊くらいアイマスの同人誌を買い漁るハメに。確かにアニマス(アイマスアニメの通称)もある、ただ、それともう一つ12月から始まったある企画も関わっていたのです…。
それがアイドルマスター シンデレラガールズというモバゲーです。
詳細はリンク先でって話(めんどい)ですが、要はアイドル蟲毒(意味がわからない人はググってみよう!)ですね。血と血で洗うアイドルとアイドルの頂上決戦…(主に育成部分)。という冗談は兎も角、ボチボチ楽しめております。というかアイマスがモバゲーになっただけで従順な犬のように掌返す自分きめえきめえ^q^
実はと言うとモバゲーは去年くらいから知ってたんですが当時は「モバゲー(鼻で笑う)」だったんですが、正直ここまでハマってはもう鼻で笑えねえ。ごめんなさいモバゲー。
しかし、モバゲーという割に登場アイドルが100人以上、765プロの既存アイドルを合わせても結構な人数。それに加えて特訓によるアイドルとしての姿もあるから、そういう意味ではコレクター心(アイドルを手に入れると)をくすぐる仕様だったりするのです。
そしてこの手のゲームに関する最大の特徴が課金なんですけど、俺はまんまと貢いでしまいました。多分2~3万くらいはもう使った…。強いアイドルが出るガチャは夢の島。俺は夢を買っているのである…お陰様でかなりダブりながらも様々なアイドルと出会い、今はちょっとずつ鍛えながら営業をこなしております。
ちなみにP名は相変わらずの翠珀。ぶれない事で有名でもない男です。
さて話は変わって同人誌なんですが今回の冬コミは、12月にリリースされたにも関わらずシンデレラガールズの本もチラホラ出てきたという事態が。
俺もそれを目当てに行ったのですが、欲しかったのを半分くらいしか買えず撃沈…。仕方ないので6月に行われるオンリーに全てを賭けようと思ってます。てかもうシンデレラガールズのオンリーが開催されるレベル(それでも、他のアイマスキャラオンリー等の合同ではあるが)に人気があるのにビックリだよ俺は。とても嬉しいことだけどね!
取り敢えずマイフェイバリットアイドルは双葉杏と諸星きらり、市原仁奈ちゃんにナターリア辺りに池袋晶葉か!てか個人的にシンデレラガールズのロリ勢は全員好きなレベル。ロリコンじゃないよ。
しかし、ここまで熱が再燃するとアイマス関係でSSとか書きたくなっちゃうけど、というか書いてるけど。けどこっちはいわゆるコラボみたいなもんだからオンリーで書きたいですね、いつか。
そんなアイマス語りからのー
3DS買いました。勿論モンハン目当てで。現在上位まで到着したけど素材集めというかここから狩りがしんどくなるぜー、それでも楽しいけど。
今回も女ハンター一択で!しかし、一人でやる機会が増えたせいかレイアとかレウスとかは楽勝ゲーになったけどG級は初めてなのでここからどうなることやら・・・というかその前に看板モンスのブラキディオスからだけど。話し聞いてると倒せる気がしません^q^
つか元々12月に買おうとしてたラブプラスマダー。早く発売しろよ…折角お金貯めてたのにさ!
とか思いつつ多少なりともゲーム漬けの日々が過ぎていくのである。そいや最近はガンダムEXVSも始めますた。初めはガンダムエクシア、F91を使ってたけど諸々検証した結果グフカスが性に合うことが判明した気がしまする。取り敢えず、要訓練!]]>
甘いアマイ夢の中で
http://muramsa.exblog.jp/16426398/
2011-08-16T23:53:46+09:00
2011-08-16T23:53:52+09:00
2011-08-16T23:53:52+09:00
Horyday
雑記
最近やってるゲーム
・レッド・デッド・リデンプション
なんだかんだでやっとこさクリアー…購入してから半年以上・・・1年未満か?どちらにしても時間かかりすぎた。普通にやってればすぐに終わりそうなメインだったのにw
けど十分に楽しめたし、その分だけ死んだのは良いもんでした。取り敢えず今はPS3版を購入して知り合いとCOOPしようかなって考えてます。やっぱショットガン最強。セミオートショットガンだけでこの世はやってける。(棒)
あ、そいやアンデットナイトメアの方もしないとな。
しかしラスト付近は色々と衝撃的だった。しかし何故遠くからスナイパーで撃つのは失敗になるのだ・・・クソックソッ
・アマガミ
延期につぐ延期で発売して、そしてちゃんとプレイし始めたのが7月くらいからか・・・ということでアマガミ。
現在は6キャラ中4キャラを終了し、現在は5キャラ目を攻略中。
攻略した順番は 森島先輩→紗江ちゃん→薫→七咲→梨穂子 といったところ。つまり最後は絢辻さん、ということになっております。
しかしやっとじっくりプレイして、このゲームの面白いこと面白いこと…といっても、一種のギャルゲーライクな面白さですが。
個人的に目当てだったのは絢辻さんだったのだけど、結局お流れになって最初に始めた森島先輩に大惚れ。そして次点で攻略した紗江ちゃんに更に大惚れしてさあ大変。俺の中では一、二位を争う程になっちゃいましたねん。
紗江ちゃんふかふか!紗江ちゃんちっこい!!紗江ちゃん健気!!!そんな要素が入り乱れ過ぎてたまらねえ!!!しかしそんな紗江ちゃん、人気投票だとあんまし人気がないのが悲しい所…。あんなにかわいいのに…。やっぱり引っ込み思案キャラはやっぱりウケないのかなー、俺は好きなんだけどなー、皆好きになろうぜ紗江ちゃんを!
その流れでアニメも見たり。こっちも都合のいいことにラスト2編が梨穂子、絢辻さん編だったので特に問題なく見れた。アニメはちょいとばかし駆け足気味だったけど、ゲーム本編でのシーンを色々と統合したりして良い表現してたと思います。何よりこれが無かったら俺がキャラソンCDを手に入れることはなかったであろう…(つまり手に入れた)
そんなわけで、キャラソンCDとかドラマCDを入手する位にははまってます・・・ハマり過ぎだろう、自分。
結構ニヨニヨする部分が多いですわ、こういうのもSSづくりの参考にさせつつ・・・フヒヒ。
そしてこれを書いてる途中で、アマガミの壁紙関連を大量に見つけてほっこりしている俺なのでした。
あと、これの流れで関連作であるトゥルーラブストーリーもぼちぼちやってたり。もう10年前の作品ですが。
こうやって過去作を知るのもまたアリなのかと思ってます、絵はたしかに古臭いかもしれないが、システムは見ごたえあるものが多い!時代が時代だけに、当時俺がハマってた声優が多いのも強いですわな~フヒホ。
とまぁそんな感じでゲーム消化中。
そいや今季はアニメもよく見てますなぁ、タイバニやら、アイマスやら、猫神やら、ピンドラやら・・・
前は一本くらいだったのによく見てるなって感じで。取り敢えずタイバニは最後まで付き合う!あとフィギュアーツは手に入らないのか、俺ー。]]>
トルコ、焼肉、時々ラーメン ~デザートはコミケで~
http://muramsa.exblog.jp/16421368/
2011-08-15T21:31:00+09:00
2011-08-15T21:40:01+09:00
2011-08-15T21:31:03+09:00
Horyday
雑記
ホントに久しぶり過ぎてどう書こうかと思ったけど、ていうかツイッターのお陰でこっちに手をつける意欲が無くなってたのが色々とアレでした。(というか知り合いはそれで書かなくなっていた)
ツイッターの魔力やばいね!後実生活における仕事の忙しさっぷりもありましたが・・・これは言い訳か。
ちなみにブログが停滞してたお陰で積みゲーとか色々と消えた…かも。そのかわり新たな積みゲーも増えたけどね^q^
んで、この季節といえばコミケ!なんですがそのコミケに例年通り行ってきました。今度は姉ちゃんも一緒!
ここ最近、ときメモ繋がりで様々な人と交流があり、今回も例に漏れずそういった出来事があったのでござんす。
それは遡ること5ヶ月前…もっと遡れば企画が開始されたの事、ときメモ4での壁紙カレンダーをつくろうか、という事で開催された企画により俺があっちこっちに声をかけたのがきっかけだった、とある方二人と会える事に成功出来たのでした。
とはいえ同時に会うことが出来たわけではなく、一人は1~2日目、もう一人は2日目だけという短い間だったのですけども。
どちらにしても、その人らを含めて多人数でワイワイ出来たので良いイベントでした。最初にあった中李さんという方に関してはモンハンのお手伝いも叶ったので、それも含めて非常に満足!欲を言えばもっとお手伝いをしたかったのですがな~。
今度は・・・冬か、また似たような機会があれば集まりたいとこでござんすね。
しかしここ1ヶ月(先月17日に亀ちゃんイベント。先週は知り合いが帰ってきたので。そしてコミケ)東京に行きすぎな感があるが、どうせ払うのは俺なので別にいいよね!的な。
とはいえもうちょい落ち着いて良いのかもしれない。
さてさて、折角写真を撮ったので。一日目の夕飯はトルコ料理
ここは前の冬コミの時にも行ったのだけど、前回は昼に行ったのに対して今回は夕方に参上!
予約はとってなかったので、ギリギリ席が取れた時はちょいと冷や汗もんだったが、入れたので結果オーライというトコ。
とはいえ前回の昼とは違い、夜はプロのダンサーによるダンスを拝めたのがなかなかに良かった!
店長の明るいスケベぶりも相まって他の客共々笑いの渦に飲み込んでくれるのは素晴らしいですわねえ。ここを紹介してくれた人曰く「ここはバラエティ」というのがよく解る。
料理の方も相変わらず多かったので、結局食いきれなかったのが悔しいとこでござんす…w
二日目は焼肉とうめえ料理も頂けたしな!お腹も満足でござる。
ちなみに二日目の焼肉、塩タンの厚さが凄い!まるでステーキを思わすかのような厚さは非常にたまらんでやす!
もちろん歯ごたえと味もよし…高いのでそうそう頼めなかったけど店に行ったら絶対に一回は食べたいレベルでんなぁと思う肉。
オーソドックスだけど究極系だよねえ、焼肉は。とはいえ一旦食べると暫くはご遠慮願いたいとこだけどw
でー三日目の昼、コミケが一段落ついたとこでラーメンを食す。このラーメン、先週東京を訪れた時に食べたとのだけど、その時は十段ソフトを食べてロクに食べれなかったので今回は大盛りを頼んだのである。
で、解ったことは「大盛りと普通の量あんまし変わらねえ」という事でした。
とはいえ個人的に好みな縮れ麺は、もし近所にあればちょくちょく通いたいと思わせる良い食感のラーメンでしたとさ。
てかここまで全部食事の事しか書いてねえ。
ということでここから軽くコミケの話。もちろんコミケに行った以上、同人誌も沢山買ってきたんですね。
今回はかなり買いました。ときメモ目当てだったけど、最近ハマり始めたアマガミ関係や、ちょっと興味が出てたケモジャンルも多少攻めてみたり。
ちなみに今回生涯初のベーコンレタス本を買った気がしまする。コミケでの話。
しかも男の娘とかじゃなくてケモナーだからある意味変な話。けど、人間よりかはこっちの方がドキドキするのはなんでだろうとか思いつつも、大体ここら辺に金を費やす俺なのでした。
あと名探偵ホームズ本も。このサークルを見つけた時俺の心は決定していたのだ・・・てか、出してるの2サークルだけだったのに、既刊も含めて結構本を出してるなぁと俺の心はとても関心してたのであった。
今季はこれで満足だなー、ムフー。
しかしこれで夏が終わると思うとそれはそれで惜しい、とも思ったりはしている。
とはいえ時間は過ぎる無情なもの、思ってばかりじゃ居られない。取り敢えず明日はある程度部屋をスッキリさせよう。ゴミが多すぎる。
ここからは夏コミで見たコスプレ抜粋集。いいものが多かった。
]]>
Goodbye to me in those days ~ そして ~
http://muramsa.exblog.jp/15961667/
2011-05-13T00:44:04+09:00
2011-05-13T00:44:04+09:00
2011-05-13T00:44:04+09:00
Horyday
小説
※登場する人物、地名、団体名(んなもの出ねえ)、シチュエーション、メイドさんは架空のものです。(俺だけの中で良い)
※都子誕生日記念SS そこは真っ暗だった。
上も下も右も左も、良くわからない。
ただ暗い中、彼は自分がそこに居るのを認識していた。
首を回してみるが、やはり見えるのは黒一色の景色。手のひらを目の前にかざしてみるが、それも見えない。それくらいに、暗かった。
いや、最早暗いというよりも黒という表現で良いのかもしれない。
そんな中、彼はただ身を任せて立っている。もしかすると、立っていないのかもしれないが、彼には関係なかった。
徐々に感じてきた柔らかい気持よさに、彼はその身を委ねようとする。
「…ろー!」
小さい何かが聞こえてきた気がした。
「…きろー!」
それはどんどん大きく、鮮明になっていく。
次いで、黒の空間が揺れている気がしてきた。
「…おきろー!」
いや、気のせいではない。それは確かに揺れていた。
黒が正面から白味を帯び、どんどん広がっていく。
そして鮮明になる様々な感覚。
「もぉ、大学生活一日目だってのに、いい加減にしなさいよね…っと!」
次にやってきたのは、頭への衝撃であった。
「ぬが!」
その衝撃と同時に、彼は小さくうめき声を上げる。
打った頭に痛みが走り、感覚が更に鮮明になっていく。
薄く開いた瞼を徐々に開けると、眩しい光が目に挿し込み、彼は思わずピクリと瞼を震えさせる。
だが、それも直ぐに慣れて彼はゆっくりと目を開かせたのであった。
視界の中に入ってきたのは、逆さまに映った自分の部屋の風景と脚であった。
紺のソックスを履いたその脚は、軽く足を広げている。
視界を上、ではない。逆さまになっているので下に向けると、そこには見慣れた幼なじみの姿があった。
「起きた~?」
「つつつ…こんだけ痛けりゃ嫌でも起きるよ。」
頭の、床にぶつけたらしい部分を手でさすりながら、彼はゆっくりと起き上がった。
痛みがあったとは言え、それでも起きたばかり特有のまどろみを頭に残しながら目をこする。
そして改めて目を開いた。
そこで彼はある違和感に気づく。それは目の前に居る幼馴染―大倉都子―からであった。
その違和感の正体は簡単であった。彼はそれを口に出して言う。
「都子…お前、髪。」
「ん?ああ、これ?」
彼が、その部分を指で指したのに都子は気づき、そこへ自身の手を持っていく。
そう、彼女の長い髪はバッサリと切れていたのであった。
…
春の陽光と共に、二人へ撫でてくる風が心地よかった。
彼と都子は、卒業してから購入した自転車に二人乗りで二流大学へと登校している。
初めは二人で一台ずつ、と考えていたのだが予算が足りず結局一台で二人乗りして行こう、という事になったのである。
二流大学へ向かう道は特に急な坂道や曲がり道も無く、平らな道ばかりだったので安全に関しても問題はない。
今、二人は家から出て暫くした所にある、中央公園を通過しようとしている。
「うーん、今日はいい天気ね~。桜も綺麗に舞ってるし、良い気持ちになるわね。」
「…。」
自転車を運転している彼の後ろで、都子が感慨深げに言った。
彼女は後ろで運転している彼の両肩に手を乗せている形で立っている。予算の都合で座席を取り付けてないので、ちゃんと座れないからだ。
とはいえ、都子自身も座るよりかはこっちの方が良いと言っていた為、どの道こういった形で通学する事にはなっていたのだが。
「けど、これだとスカートを履けないのが難点ね。」
この体勢で通学することが決まった時、そう言って苦笑してた都子であったが、今日は実際にジーンズのパンツを履いていた。
「こうやって桜が景気よく咲いてると、花見の一つでもしたくなるわよね。」
「…。」
「ちょっとー、何か言いなさいよね。」
彼の頭の上に、重みが加わる。
少しだけ尖った痛みを感じて、彼は都子が顎を乗せた事を察した。
彼は別に、わざと言葉を返さなかった訳ではない。ただ、少し考えていたのである。
今朝、彼女を見た時に髪が切られていたという事を―。
3年間通っていた、きらめき高校を卒業する時はまだ長かった筈であった。二流大学へ登校する今日まで何回か話をする事はあったが、それは全て電話越しであって実際に会ったわけではない。
今まで変わってなかった事が突然変わった。そんな唐突な出来事が、何故か彼の心を大きく支配している。
出来ればあの時に聞くべきだったのだが、彼はそのショックが大きすぎて聞くタイミングを逃してしまったのであった。
「別に、なんでもないよ。ちょっと考え事してただけさ。」
けれど、それを感づかれたくなくて。思わず彼はぶっきらぼうにそう返した。
「ふぅん、ちょっと…ねぇ?とても”ちょっと”って思えない口ぶりじゃない。」
しかしそこは長年連れ添った幼馴染というべきか、都子にはバレバレだったようだ。
彼の右頬に、何かが触れる。それが都子の指と判るのに時間はかからなかった。
「ほらほら、一体どうしたのよ~。何か悩み事があるのなら幼馴染のよしみで聞いてあげるわよ?」
「…。」
彼はちょっとずつ自転車のスピードを緩め、止めた。
都子は何かを察したのか、何も言わずに自転車から降りる。
彼も自転車から降りてスタンドを下ろす。丁度、近くにあった自販機に目がついたのでそこへと向かい、ドリンクを二本買ってきた。一本は自分用にココア、もう一本は都子が好きなジュースであった。
「ほれ。」
「あっ、と。ありがと。」
軽く投げたそれを都子は両手で受け止める。ヒンヤリとした感触が手のひらに伝わり、彼女は少しだけ握る力を強くした。
彼は先にココア缶のプルタブを開け、口の中へとそれを流しこむ。
半分くらい飲んだ所で口から離し、ふぅと一息ついた。都子の方を見ると、彼女は缶のプルタブを開けずに彼が言い出すのを待っていた。
「飲まないのか?」
「うん、先にあなたが話してよ。」
そう言われて彼は頬を指で掻いた後、もう一度息を吐いてから口を開いた。
「いや、なんでお前髪を切ったのかな…って。そこが気になってさ。」
「髪って…これ?」
「うん。」
都子が手で添えた部分を見て、彼は頷く。
「なんていうか…都子、今まで髪を切らなかったからさ。今朝、お前が髪切ってるのを見て凄くショックを受けたっていうか、なんていうか。」
「な~に。もしかして、髪を切った事で私の魅力に気づいたの?」
戸惑った表情の彼とは対照的に、都子は余裕を持った表情でからかってくる。
彼としては真面目に話しているつもりだったのだが、彼女の態度がどこか新鮮で、思わず笑ってしまう。
「…ははっ。なんか都子、変わったな。」
思わず言ったセリフだったが、そこで都子の表情が少しだけ変わる。
表情自体は先ほどと変わらない笑顔だったが、少しだけ困ったような表情になったのだ。しかし、彼はその細かな変化には気付かなかった。
「そう?」
「ああ、もしかしたら今まで気付かなかっただけかもしれないけど。」
彼はもう一度頬を小さく掻く。
「そうだな、確かに都子のその髪型、似合ってると思うよ。」
「…そう。」
彼女の表情は変わらない。
長い沈黙が二人を包む。彼は、それの居心地悪さを誤魔化すかの様に残りのココアを喉奥へと流し込んだ。
「その、ね。」
缶の中のココアが無くなりかけた時、沈黙を破る様に都子の口が開いた。
彼は上に傾けさせていたココアの缶をゆっくりと下ろして、彼女の方を見た。
彼女の表情はまた先程とは変わり、真剣な眼差しで彼の事を見ている。
そんな彼女が言葉を紡ぐ。
「なんていうんだろう。きらめき高校を卒業してから、あたし…終わったんだなぁって気がして。」
「終わった?」
聞き返す彼に、都子は小さく頷いて空を見上げた。
空は春の陽光を目一杯照らさせるかのように雲ひとつ無く、青く広がっていた。
「うん、終わったの。だから、一種の”ケジメ”ってやつかな。結構気に入ってたんだけどね、小さい時からずっと伸ばしてたし。」
「…悪いこと、聞いたかな。」
「あ、ううん、もう良いの。私が決めた事だし、それに…なんかね、髪を切ってから気持ちが変わった気がするのよ。」
「気持ちが?」
「うん。」
彼女は笑顔で頷く。その笑顔が、春なのにまるで夏の日差しのように眩しくて、彼の心を再び動揺させた。
(思えば…こいつがこういう風に笑っているのは久しぶりに見たかもしれないな。)
高校に通っていた間、都子とは幼馴染として漫才のようなやり取りをしてたのは覚えてても、こういう風に満面の笑顔を見せた事は記憶に無い。
そう思い返す彼を他所に、都子の言葉は続く。
「生まれ変わった…なんて言ったらちょっと大袈裟だけどね。でも、身体が軽くなったような、不思議な感じなの。」
そう言って彼女は目を瞑り、缶を持った両手を胸の前へと持ってくる。
彼には全ては理解出来なかったが、どうやら彼女にとってある種の転機となったという事は伝わってきた。
そんな彼女の頭に彼は、ぽんっと手を置いた。
突然のことに、都子は閉じていた瞼を開き目を丸くする。
「な、なにすんの!」
状況を理解し、今度は彼に対し睨みかける彼女であったが頭に乗せた手を払うことはしなかった。
「別に。ただなんとなく。」
「なによ、それ。ちょっと生意気…。」
不器用な撫で方であった。優しさも何も無い。
幼馴染だから出来ると言える、気安い撫で方であった。しかしそれが都子には少しだけ心地良かった。
けれど、それを誤魔化すように頬を小さく膨らます。彼には、そんな彼女が普段より幼く見えてしまい、思わず吹いてしまう。
「な、なによぉ~。」
「あはは。いや、なんていうか、今まで気付かなかったけど都子って可愛かったんだな。」
「か…ど、どういう意味よそれ!」
彼の言葉に顔を真っ赤にした都子であった、それを気にも止めず彼は誤魔化すように自転車の方へと戻って行く。
静かに、しかし顔は笑いながら彼は自転車へ再び跨る。
「もう!」
都子もそれに続いて再び後輪部に足を置き、彼の両肩に手を置くのだった。
彼女の手の重みを感じた彼は、間もなく自転車を発進させる。
春の陽光と暖かい風が、また二人を包みこむ。
彼は、きらめき高校に入学した頃を思い出していた。
初めて着たブレザーの着心地、匂い。入学式を迎えた当日のクラス発表と、星川さんや学、正志との出会い。そして変わらぬ幼馴染との付き合い。
その後は色々な人物と交流があったけど、結局何の進展も無いまま二流大学の入学試験に合格して卒業してしまった。
今思うと、良くも悪くも刺激のない生活だったな、と彼は思った。
「なぁ、都子。」
走りだしてから暫くして、彼が都子に声をかける。
彼女の位置からは彼の顔は見えなかったが、呼ばれた以上彼女は返事をするしかない。
「どうしたの?」
「んー…ま、これから大学生活4年間、よろしくな。」
「ふふっ。な~にそれ、改まって。ま、あなたはあたしが居なきゃズボラな事が多いんだから、これからもキッチリ見てあげるからね。」
「…うへ、お手柔らかに頼むぜ。」
そうやって彼が冗談めかして返すと、二人して笑いあった。
二人にとってはいつもと変わらない光景。きらめき高校に通ってた時も見慣れていた光景。
けれど今、彼の心にいつもと違う何かが芽生えてきていた。
今はちょっとした違和感でしか無いそれは、まだ彼に意識させるものではない。しかし、それはきっとこれから大きくなっていくであろう、小さな感情であった。
(もしかしたら、この4年間で面白いことが起こりそうかもな。)
だから、彼はその違和感をこれからの期待と認識しながら大学への道を後ろに乗せた都子と共に進むのであった―。
終わらない
あとがき
という事で都子誕生日記念SSでしたとさ。
これは「きらめき高校生活中に都子が主人公への思いを吹っ切った」という
IFシチュエーションを元につくっております。(なので髪を切った)
個人的に都子は初期状態の性格が好きなので…という理由からなのですけど、実際これは無理がありすぎる!
まぁ特に気にはしないのだけども(どうせ二次創作だし)。
今回の話は結構前に知り合いとの会話を一部元にしてつくっております…というか考えていたというか。
個人的には都子はきらめき高校在住時にアレコレさせるよりかは、こうやってダラダラと「幼馴染」を続けさせたほうが似合う気がしますね。
ちなみに、脳内アフターですが二人は28歳位に結婚した、というオチをつけてたりしてたり~というのはまた別のお話。
ちなみにうさぎさんは外して保存しております。]]>
Another possibility ~ カイ長様はメイドさん
http://muramsa.exblog.jp/15815738/
2011-04-15T01:32:01+09:00
2011-04-15T01:32:01+09:00
2011-04-15T01:32:01+09:00
Horyday
小説
※登場する人物、地名、団体名(んなもの出ねえ)、シチュエーション、メイドさんは架空のものです。(俺だけの中で良い)
※龍光寺カイ誕生日記念 とみせかけたかもしれないSS
一波乱があった3月中頃の事件から、約1ヶ月後のある休日。
喫茶店「月海」内には神北 勇と最近新制服として採用されたメイド服を着込んだ語堂 つぐみ、そして同じくメイド服を着込んだ龍光寺カイの三人だけしか居なかった。
それもその筈、まだ店は開店前の状態であったのだ。
現在の時刻は9時。喫茶店が開店する時間である10時までには、1時間程余裕がある。
店に入り、メイド服に着替えた後のカイは、どこか落ち着かないといった様子であった。
「な、なぁ…。」
その所為か、誰にでもなく声をかける。
「どうしたよ。」
「どうしたの?」
二人が反応すると少し驚いて、カイはバツが悪そうに頬を指で掻いた。
「いや、その。この服を着てやらないとダメなのか、仕事…。」
そう言って、彼女は改めて今着ている服を見回す。
つぐみとカイが着ているメイド服、と言ってもそれは今流行りのゴテゴテした様なものではなく、一昔前の所謂エプロンドレスというものであった。
それでも普段着ない様な服装だからか、カイにとっては少々恥ずかしい様で、見回す動きもどこかギコチない。
そして頭にも当然ヘッドドレスを付けており、そちらの方も気になるのか慣れない手つきで触っている。
「だめよ。私だけ恥ずかしい思いしたくないんだから、先輩命令として従ってもらうからね。」
「うぐ。」
つぐみにピシャリ、と一蹴されて苦虫を噛み潰した様な表情になるカイ。
それを見て勇はくっくっくっ、と笑いを堪えている。
「な、なんだよ。笑うなよなイサミ!」
「とと、悪い悪い。でも良いじゃん、不良で強気なメイドってのはつぐみちゃんとはまた違った、良いアクセントがあるね。」
カイが食って掛かりそうになるところを、慌てて諌める勇。
彼女も、そこまで突っ込むつもりは無かったのか直ぐに体を引いた。
ちなみに、”イサミ”というのはカイだけが呼んでいる勇の呼び方である。
元々カイには「ユウ」という知り合いがおり、そちらの方が慣れ親しんでいたのもあって、同じ読みの名前であり後で知り合った勇とは区別を付ける為に、そう呼んでいるのであった。
「アクセントって…なんだよそりゃ。」
「どちらにしても、あんな啖呵を切ったんだ。自立するには多少の恥は掻き捨てってね。」
「わ、わかってるよ!ったく。」
はぁっ、と強く息を吐いてカイは目を凛々しく光らせた。どうやら覚悟を決めたらしい。
それを見て勇とつぐみが微笑む。
「それじゃあ、軽く仕事内容を説明していくわね?」
時間は、開店まであと50分を切った所であった―。
……………
何故、カイがつぐみの喫茶店で働くことになったのには理由がある。
そもそも事の発端は先月、3月のことであった。
勇がきらめき高校の生徒として2年生も終わりに近付いたある日の事である、彼は知り合いであり先輩でもある皐月 優の口から「カイが海外留学されそうになっている」と聞かされたのである。
カイとは2年からのクラスメイトでもあり、1年からそれなりに親交があった優と知り合いという事と、彼自身の人柄も手伝って直ぐに打ち解けていた。
そこから、彼女の境遇や悩みを聞いてたりはしていたのだが…事が突然過ぎたのである。
平日であったにも関わらず、急いでカイの元へと向かった二人はそこで一悶着の末にカイを解放し、忠貴を説得するのだが…そこはまた別のお話。
かくして、カイはきらめき市に残ることになったのだが、そこからがまた大変であった。
龍光寺家からの独り立ちを宣言した以上、ここから先は全て自分でどうにかしないといけない。
そこでまず思いついたのは金であった。一人立ちする以上、これが無いと何も始まらない。
一応、高校を卒業するまでは今の住まいであるマンションに居てくれと忠貴に言われており、卒業までに十分な蓄えを持つ。それが今彼女にとってやるべき事であった。
……………
「ひと通りはこんな感じ。まぁまずはお客さんから注文取るとこから始めておきましょうか。」
1ヶ月くらい前の事を思い出して居た勇は、つぐみのその言語で意識をそちらに戻す。
彼が時計を見てみると、あれから10分程経過していたらしい。時計の針は40分近くを指していた。
カイはつぐみから仕事の説明を受け終えた様で、頭の中で整理しているのか手を口に添えてブツブツと何かを言っていた。
「そこまで深く気にしなくて大丈夫だって、気楽にやんなよ。…そうだ、折角だし彼を客に見立てて練習してみる?」
そう言ってつぐみが視線を向けたのは、頬杖をついて二人を見ていた勇であった。
「へ?」
「あ、確かに…。慣れた相手だから勝手は違うかもしれないけど、お願いできるかな、イサミ。」
「ん、僕は別にいいけど。」
勇は頬杖をついていた手を下ろし、改めて椅子に座り直す。
それを見てカイも姿勢を直し、エプロンドレスのポケットから伝票を取り出す。
「え、えと、いらっしゃいませ…その、ご注文は。」
慣れている相手とは言ったものの、練習とは言えども初めての客商売であるカイにとって、高い緊張を生む。そのせいで声は若干裏返ってしまい、上手く発言できなかった。
その様子を見て、勇は少しからかおうかと考えたが、取り敢えずまずは普通に応対する事にした。
「そうだなぁ…じゃあアイスココアひとつ。」
「アイス…ココアですね。ご注文ありがとうございます。…どうだ?」
ゆっくりと注文を伝票にメモした後、おずおずとカイが聞いてきた。
その表情も、どこか自信がなさげである。
「うーん、ちょいと恥ずかしさが混ざっている感じかなぁ。まさか僕相手でもちょいとカチカチになってるとは。」
「うん、普段の様な感じでやれば丁度いいと思うんだけど…慣れかしらね、これは。」
「う、悪い。」
「まぁまぁ、まだ初日だし気長に行きましょうよ。」
申し訳なさそうな顔になるカイに、つぐみは励ましながら肩に手を置く。
それに勇気づけられたのか、カイは「ありがとう」と微笑んだ。
「そうそう、もうちょい気楽に行こうぜ!」
そう言いながら、勇もつぐみと同じようにカイの方へと手を伸ばす。
彼も肩へ手を置くのかと思えば、違った。
さわりさわり。
「!!」
「あっ!」
彼が手を伸ばしたのは、いい具合の形をしているカイのお尻にであった。
そこを手で軽く叩いたかと思えば、控えめ…というよりも優しげに撫で回す。
当然、それを易々と受け入れる筈もなく、カイは慌てて飛び退く。
振り向いたその顔は真っ赤に染まり、勇の事を睨んでいた。
「な、なにしてんだ!」
「なにって、軽いスキンシップ?…つぁ!」
怒り声で訊くカイに対して、手をワキワキを動かしながら返す勇を、つぐみがどこからともなく出した本の角で容赦なく頭を殴る。
「ちちち…つぐみちゃん、流石に角はどーかと思うんだけど。」
「あ・ん・た・が!バカな事するからでしょーが!何セクハラしてるのよ!」
「この緊張した空間を解そうとした、と言ってほしいな。まぁちょっと僕得なやり方ではあったけど。」
カイの尻の感触を思い直しているのか、それに触れた右手の指を事細かに動かしている。少しとはいえ、確かに触ったその表情は満足そのものであった。
「…!お前!」
「うぉっと!」
突然、掴みかかろうとしたカイの手に反応して、勇は大きく体を反らす。
危うく服を掴まれそうになったが、避けたことで指先が掠るだけで終わった…訳でもなく、もう片方の手が勇へと掴みかかる。
しかし、勇はそれを手で受け止める。更にまた片方の手が伸びてくるが、それも同じように受け止めた。
ギリギリ、とそんな擬音が聞こえてきそうな状態で二人が睨み合う。
「あたしの…し、尻に!触るなんて、覚悟は出来てるんだろうな…?」
カイは笑顔で、しかしその瞳は勇の方を睨んでいる。勇も、それから目を逸らさずに野性的な笑顔でカイの方を見ていた。
「そんなもの、カイ相手に必要ないね。しかし良い触り心地だったぜ、もう一回触りたい位だ。」
「んなっ。」
勇の言葉を聞いてカイの顔が更に真っ赤に染まる。
顔も戸惑ったものになり、怒りよりも恥ずかしさが勝ってきたらしく手の力が徐々に抜けていった。
そして手を放す。
「…ったく、スケベなのも通り越すと呆れるな。」
「褒めても何も出ないぞ。」
「褒めてるわけないでっしょ!」
スパーン。
景気のいい音が喫茶店内に響く。つぐみが何処からかスリッパを出し、それを勇の頭へと当てた音であった。
「痛え!…すげえ効いたじゃないか。」
「全く、あんたってバカは…彼女が居るくせに何で他の子にそういう事するのよ!」
「それはだな、そこにロマンという双丘がある限り…痛ッ。」
再び、つぐみがスリッパで頭を叩く。今度は先程より優しい叩き方だった。
「呆れた…まぁいいわ。この事、皐月さんに言っておくからね。」
皐月さん。その言葉を聞いて勇の顔が強張る。
明らかに、先程の態度とは違う、余裕の持てない雰囲気がそこにはあった。
「げ、それは勘弁してくれ。」
「ダメよ、一回お灸を据えてもらいなさい。」
「う、うあー…。」
ガックリと肩を落とす勇。
流石に調子に乗りすぎた事を後悔し始めてる風だったが、全てが遅かった。
「…なるほど、こういう時は優の事を持ち出せば良いのか。」
カイは、そんなやり取りを見て納得したように小さく頷いている。
その顔は先程とは打って変わって、勇の弱点を見つけたお陰でイヤらしく笑っていた。
「そうそう、コイツ皐月さんには弱いから、何かしらチラつかせて置けば大体は抑制できるわよ。」
つぐみがそう言って笑うと、カイも「違いない」と釣られて笑った。
―出会った当初は誰に対しても視線がキツい印象があった彼女が、最近は色んな人に対して友好的に交流をしている。
色々と事件があったとはいえ、彼女なりに良い変化だと勇もそんな彼女を微笑ましく思った。
けれど、それを言葉には出さず、彼は頭を掻いて今思い出したかのように口を開いた。
「そういや、時間は大丈夫なのかい?」
「…あ。あと10分じゃない。急いで開店準備しなきゃ!ほら、カイも!」
勇の言葉を聞いて、時計を見たつぐみはカイを連れて準備を始める。
カイも戸惑いながらも、どうにかそれに付いて行っていた。そんな二人を見て、勇は微笑ましいものを感じながら先程の席へと再び座る。
(これから、ここも更に面白いことになりそうだ。)
頬杖を付き、彼はそんな事を思いながらノンビリと開店時間を待つ。
店内は、慌ただしくエプロン姿のつぐみとカイが走り回っている。
(…見た目的にも、更に良い保養になりそうだ、にしし。)
更にそう付け足して、勇は顔をだらしなく緩ます。
開店まで、時間は5分前に差し掛かるところであった。
尾張
あとがき
カイ誕生日記念SS…だけどつぐみちゃんの方が目立ってる気がしますね。
元々はクロスオーバーっぽく、あんま関係の無いキャラを混じらわせようって感じで書いてたんですけど…偏ってるなぁ。ここら辺は課題点かしら。
さて、ちょっとした設定周りの話をすると背景は「会長と」シリーズのを使ってます。時期は三年目。
んで、カイのEDイベントが二年目に起こったという超if設定を行ってるという暴挙。この時点で色々とついてけない人が多そう。
まぁ逆に優さんが全く関わってないので「2年目→3年目」のイベントと置き換えても特に問題は無いですけども!
今回書きたかった理由が「カイにエプロンドレスを着せたい」というモノでした。
そこで真っ先に思いついたのがつぐみちゃんの喫茶店で、そこで働く為の理由をどうするか・・・と考えた末がこのSSだよ!
このSS、勇くんがえらいスケベなキャラになってますけど、優さん相手だと大人しいだけで、実は同年代以下だとかなりヤンチャな子だったりします。
ときメモでこういう主人公の設定付はどうなんだろうな、とか思いつつも楽しかったりしました、このやりとりはw
やっぱ主人公の個性付けはやってて良いもんです。これで絵がかけたら言う事無いのにな!
そんなこんなでカイSSもかけたので・・・次は都子か!どうしたもんかな、一応ネタというか構想自体はあるけども・・・。
とりあえずは、次回!ならぬ次月へ!
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会長とチョコ 【R-15?】
http://muramsa.exblog.jp/15631928/
2011-03-09T01:26:42+09:00
2011-03-09T01:26:43+09:00
2011-03-09T01:26:43+09:00
Horyday
小説
※登場する人物、地名、団体名(んなもの出ねえ)、シチュエーション、メイドさんは架空のものです。(俺だけの中で良い)
※今回、若干の性的描写を含みます
まどろんだ頭の状態で、勇は頭を上げた。
見回すと、そこは薄暗い状態で一瞬どこに居るのか解らなかったが、すぐに記憶が彼の中を駆け巡る。
勇は自分が生徒会室の机につっぷして寝ていた事を思い出した。
「ん…もう、結構な時間なのか。」
薄暗い部屋を軽く見渡して、勇は呟く。時計は見えなかったが、外のオレンジ色に染まった空模様を見ると夕方を大きく過ぎているのが解った。
寝起きの頭で、それをノンビリと見つめる。
体勢が悪いまま寝ていた体を伸ばそうとした時、彼は自身の異常に気づいた。
彼の腕がロープによって椅子の背もたれに結ばれていたのだ。
「な、なんだこれ!」
訳がわからない事態に、彼は思わず腕を縛っているロープを解こうとする。
が、流石に固く締められているようで簡単に解ける筈もなかった。
「勇くん。」
ロープを解こうとする勇の後ろから、声が一つ。それを聞いて、彼は思わず身体をビクリと強ばらせる。
反射で席から立ち上がろうとしたが、ロープで縛られている状態では立ち上がることも無理で、少しだけ体を浮かすだけに終わってしまった。
そんな勇の両肩を、小さな手が二つ置かれる。その手首から見えるセーラー服の袖を視線の隅で見て、彼は小さく溜息をついた。
「優さん…いきなり驚かさないでくださいよ。」
勇は、彼の肩に手を置いている女生徒であり、先輩でもあり、生徒会長でもある皐月優に対してやれやれと言いたげに首を小さく振った。
「ごめんなさい。」
優は、それに対して簡単に謝るだけであった。
それを聞いて、勇は
ぞくり
と例えようのない感覚が身体中を襲った。
(…なにか、ヤバイ)
それは勇独特の勘が弾きだした結論であった。根拠はないが、彼はそれを信じるに値するものと判断した。
―今すぐこの席から立ち上がりたい。
―せめて優さんの顔を見ておきたい。
―なんだ、なんだこれ。
様々な心の声が勇の中を駆け巡る。
しかし、それは全て優の両手によって防がれていた。
両腕を縛られている以上に、勇の肩に置かれている彼女の両手のプレッシャーが、重くのしかかる。
訳の分からない事ばかりに、彼の頭は少しずつ混乱に支配されていく。
と、そんな彼の頭の上に何か柔らかい感触が襲う。
それが優の栗色の長い髪と気づくのに時間はかからなかった。
次に、頭のすぐ左に気配を感じ、それは優が顔を近づけて来ていることを勇は理解した。
「優さん…?」
多少戸惑いながらも、勇は向けれるだけ自分の頭を左の方へと動かす。
わずかではあるが、視界の隅に見慣れた優の顔を視認し彼は心の中で一息をついた。
「今日はね。」
同時に優が口を開く。その言葉も、やはり短い。それを聞いて勇はやはり何か違和感を感じていた。
声質は普段の様に優しく、穏やかである。
けれど彼にどこか違う印象を持たせていた。
その正体がまだ掴めないので、彼の頭の中は更に混乱に襲われる。
「…今日は?」
だから彼は優の言う事をオウム返しの様に聞き返すことしか出来なかった。
すると、冷たい感触が勇の顎を襲う。それは、優の指であった。
優の指は勇の顎を優しくなぞったと思ったら、すぐにワイングラスを持つように手を添え、勇の顔を自分の方向へと向かせた。
ようやく振り向いた勇が見た彼女の顔は、確かにいつもと変わらない優であった。
―姿形は。
そこで気づく、違和感の正体。それは優の雰囲気であった。
表情もというべきか。彼女は微笑んでいるのだが、普段の優しそうな彼女のそれではない。
今の彼女の雰囲気、それは言うなれば淫靡な何かを勇に感じさせたせたのである。
「今日はね、バレンタインなの、知ってた?」
優は、まったく表情を変えずに勇にそう聞く。
勇は、何も言えないまま小さく頷いた。
今日は2月14日。世間でいうバレンタイン・デー。
女子が、好きな男子にチョコレートを贈るというロマンチックな日。
最近では友達同士でチョコを交換することも珍しくはないらしいが、まずバレンタインデーといえば、そういうものだった。
「…それが、どうかしたんですか?」
勇の口からようやく出たその言葉を聞いて、そこで優の表情が変わる。
変わると言っても、微笑んでいた目が更に細くなった程度であったのだが、それは先程から感じていた淫靡な雰囲気を更に強くさせた。
「ねえ、勇くん。」
彼の言葉に対して応えず、優はポケットから何かを取り出す。
それは赤いリボンで口を結ばれている、小さな可愛らしい袋であった。
彼女はそれを解き、その細い指をその中に入れる。程なくしてその袋の中から指を出したとき、そこに小さな茶色い塊を挟んでいた。
優は、それを静かに口へと含む。
「…これは。」
わずかに漂ってきた匂いを鼻に吸込み、勇は彼女が取り出した物の正体に気づく。
ほんのり甘そうな、匂い。
―突然であった。
勇がその正体を思いつこうとした瞬間の事である、彼の唇に柔らかい感触が襲う。
思わず頭を後ろへ動かそうとするが、両頬を手で抑えられて咄嗟に動かす事が出来なかった。
驚きで見開いた勇の瞳に映っているのは、目を瞑り彼にキスをしている優の顔であった。
いや、ただキスをしているだけではない。
彼の両頬に当てた手で顔を上げ、巧みに舌を動かし、何かを彼の口の中へと移したのである。
余りに鮮やかな動きに、体は反射したものの思考がついていけてなかった勇は口を閉じる事も出来ず、それを容易に受け入れる。
「んっ、ん…!」
それが口の中へと入った時、ようやく現状を理解し体を暴れさせようとするが、腕が縛られているためロクに動けない上に、顔も抑えられているので背けることも出来なかった。
どうにか、その口の中に入ったものを外へと出そうとするが、それも未だキスをしたままの優の舌によって押し戻される。
口の中に入った”それ”が舌の押し合いで暴れながらも、時々お互いの舌が絡みあうのはまるでディープキスをしているかの様であった。
完璧に口を塞がれている為に、呼吸を鼻でしか行えない勇は慌てている事も手伝ってか、すぐに息が荒くなってしまっていた。口からも、溜まってきた涎が少しだけ漏れて頬へと伝っている。
しかし優の方はそれに構わず、更に舌を動かして口の中に入れた”それ”を勇の口内に浸透させようとする。
口の中の”それ”を入れようとしているのか、除けようとしているのか、それとも純粋に求めているのか―二人の舌が互いの口内を駆け巡る。
ちゅぱり、ちゅぷ、と口内にある体液の音が、静かな生徒会室に響いた。
”それ”が完全に溶けてしまい優がそれに気づいた時、二人の口づけは終わった。優が唇を離すと、それを名残を惜しむかのように透明な色をした糸が二人の口を、舌を繋ぐ様に伸びて、切れる。
勇から離れた優の表情は息が荒いながらもどこか満足気で、先程以上に淫靡な雰囲気を更に含んだものに見える。
「な、なんなんだよ…急に。」
勇の、暫くして出した声に優はふふっと妖しく笑った。
離れていた体が、また彼の方へと近づく。勇はそれをただ黙って見上げることしか出来ない。
キスをしてから身体の力が抜けたような状態になって、抵抗する気力が失せていたのである。
その目も今では溶けたようになっており、少しでも気を抜いたら意識が途切れそうな位に力を失っていた。
優は、そんな勇の状態を見下ろしながら、その微笑みを全く崩さない。
「美味しかった?私の、チョコ。」
先程、彼女が口に含み勇の口へと押し込んだ物体はチョコであった。
優の言葉に、彼は少ししてから皮肉めいた笑みを浮かべた。
「ええ。冗談ぬきで、たっぷり…味わうことが出来ましたよ…ったく。」
こうは言うが、実際のところ彼の心境はそれどころでは無かった。
力の入らない全身、落ち着こうと思ってもその意志に反して更に荒ぶる息。
そして、さらに熱くなってくる身体。
(さっきから、身体がおかしい…優さんが、キスをしてから。いや…チョコ、か?)
朦朧としてくる頭で考えを巡らせるも、思考がまとまらない。
「そう。」
勇の思考が働く前に、優はその細い指を彼の唇へと持って行き、触る。そこで少し指を動かしたかと思えば、それを自分の口へと持っていった。
見ると、その指の先に透明の液体が付いているのに彼は気づく。
それは、キスをしたお陰で口から外へ伝っていた涎だった。
「勇くん、だらしないのね。」
「…そりゃ、優さんが激しくチョコを…渡してくれましたし。つか、何か入れてるんですか、これ。」
「ええ。少し隠し味を…はぁ…ね。」
気のせいか、優の息が少しずつ激しくなっていく風に、勇は見えた。
頬も、何処か薄く紅色に染まっている。
そういえば、と勇は肝心な事に気づく。チョコを上げる際、優も一緒に口に付けていたことを。
「優、さん。もしかして…あんたも、僕と同じ事に…。」
現在の勇は頭が上手く働かず、身体が燃え上がるように熱い。そして、今ではその熱は身体のとある一点に集中して強くなっている。
そして、勇のズボンはそれを主張するかのように、大きく膨らみをつくっていた。
いわゆる、怒張というものである。
流石に頭が回りづらくなった勇でも、ここまでくれば「チョコの隠し味」の正体に薄々心当たりが付いていた。
そして、もしそれが当たっていれば今の優は彼と同じく…。
そんな想像をした時、優は突然指を口に含んだのである。勿論と言うべきか、勇の涎がついた指であった。
ちゅぱり、ちゅぱり。と指を舐める音が生徒会室の空間に広がる。
別に舐める程度ならば、そこまで音は出ないはずである。しかし、優は意図的なのか、それとも夢中になっているからなのか―大きく、大きく舐める音を出していた。
それを聞くたびに、勇の怒張も同じタイミングで反応する。
余りにも大きく、艶めかしいその音は若い彼にとって一種の興奮増強に役立っていたのだ。
腕を縛られているのは幸か不幸か―と勇は心の中で思う。
もし、自分が自由だったら。もしかすると今激しく主張している怒張を治める為に「何か」をしていたかもしれないからだ。
現に、勇は今目の前に居る女性を仲の良い先輩でもなく、世話焼きなお姉さんでもなく、一匹のメスとしてしか見えなくなりかけている。
だから、変な事をしなくて済むこの状態は彼にとってありがたいものだった。
―だが。
だが、それは彼に限っての事であった。
「…んふっ。」
指を舐めるのに満足したのか、優は再び勇の方へと顔を向ける。
その目は、先程以上に妖しい光を放っており、それだけで勇は先程の考えを改めることになった。
優は、椅子に座っている彼の股の間へと入り込み、膝立ちの状態になる。
そして、まるでオモチャを見つけたかのように勇の怒張を指でゆっくりと触った。
「ッッッ!」
ビクリ、と勇は腰を大きく跳ねらせた。同時に頭も更に上へと向ける。
それを見て、優はキスをした時以上に意地悪そうな表情になった。
「勇くん、これはどうしたのかしら?」
わかりきっている事だけど、まるで何も知らない風に優は時に優しく、時に少しだけ強く、そこに指を這わす。
自分以外の、しかも良く知っている女性が自分自身に触っている―。
それだけで怒張が更に熱く、固さを増すには十分であった。
「どっ、したのっ、て…さわっ、るっから…。」
興奮と、それに耐える間で勇はやっとといった感じの声を絞り出す。
しかしそれは完全に優に対して逆効果で、彼女のいたずらな笑顔を更に強くさせるだけであった。
「可愛い…。」
そう呟いた優は、這わす指の動きを少しだけ早くする。
少しでも早くなったそれは、勇の怒張全体へ更に快感を走らせた。
最早声らしい声も出せなくなった勇は、ただ耐えるだけに全神経を集中し頭を大きく反らせている。
そして、その反応が優のいたずら心を更に増長させ…悲しいまでの悪循環となっていた。
だが、その悪循環も、やがて終わりの時が近づいてくる。
勇の下半身に違和感、というよりも”堰が切れた”感覚が走ったからである。
それと同時に、耐えるように閉じていた勇の目が開き、口がパクパクと何かを言いたげに、しかし何も言えずに動く。
それは何かを止めたい様で、けれどどうにも出来ない。まるで最後の悪あがきとも思える様な動きであった。
それを見て全てを察した優は、これまでで一番良い笑顔で勇を見る。
そして、彼女は顔を勇の耳元へと近づけさせ、何かを呟いた。
「…っちゃえ。」
優の匂いと、吐息と、声と。それらが一斉に彼の身体を伝わり―
勇の体が、大きく跳ねた―
……………
びくり、と体を大きく動かして、勇は目を覚ました。
「きゃっ。」
同時に、背後から女性の声。
それを聞いて勇は慌てて体を起こし、背後を見る。そこには見慣れた女生徒―皐月優が驚いた顔をして立っていた。
「…優、さん。」
その姿を確認し、勇は呆けた声で彼女の名前を呼ぶ。
「ど、どうしたの勇くん。突然身体が跳ねたと思ったら、こっちに振り向いて。」
心配そうな表情で彼女は勇の元へと近づく。
その姿に、勇は思わず身体を後方へと動かしそうになるが、直ぐ後ろには先程まで彼が俯せになっていた机があったので、大きく動く事は出来なかった。
それに気づいて、彼は少しだけ冷静さを取り戻す。
改めて見ると、近くに来ていた優の雰囲気は、いつも彼が知っている彼女のそれであった。
無意識にそれを理解して、彼は内心でホッと安心のため息を出す。
優はそんな彼の様子を見て、不思議そうに首を傾げていた。
「変なの…まぁいいわ。その、勇くん。今ちょっと時間ある?」
「あ、ええ。別に大丈夫ですけど。」
「そう、良かった。…えーと。」
声をかけてきた彼女ではあるが、何かを躊躇するように手を組んで遊ばせている。
少しして、意を決した様にスカートのポケットから何かを取り出した。
出てきたそれは、可愛らしいリボンで結ばれた小さな袋―。
「…!」
それを見て、勇の顔が強張る。
何の変哲もない袋なのに、何故緊張するのか。その理由がわからなかった彼は軽く混乱する。
全く覚えていないのだが、先程まで見ていた夢と関係しているのだろうか。そんな事を考えながら彼はその袋を見つめる。
「これは…。」
「その…ほら、今日ってバレンタインじゃない。」
「ええ。」
「だから、チョコを作ってきたの。勇くんが嫌いじゃなければ、だけど。」
頬を染め、はにかみながら優はその袋を差し出してくる。
その顔を見て、勇の混乱は一気に消えた。むしろ、馬鹿馬鹿しいと思ってしまった程である。
「えと、どうも。いただきます。」
先程まで混乱してたのが恥ずかしくて、彼は頬を掻きながらその袋を受け取ろうとして―
「あ、そうだ。」
直前で、優の手が止まる。折角渡そうとしていた腕が戻り、再び優の両手に包まれる状態となってしまった。
それを見ていた勇は、呆気に取られた様に目をパチクリとさせた。
「どうしたんですか?」
「ふふ、ちょっと良い事思いついたの。ねえ、勇くん。少しの間だけ、目を瞑ってもらっても良いかしら?」
「は、はあ…。」
言われたとおりに目を瞑る勇。当然、光が遮断され何も見えなくなる。
「それじゃあ、今度は少しだけ口を開けてもらえる?」
先ほどと変わらない位置から優の声が聞こえたので、言われたとおりに彼は口を小さく開けた。
すると、コツコツと靴の音が近づいてくるのに気づく。そして、いつか嗅いだ事のある少しだけ甘い匂い。
眼を閉じていても判る、それの正体は目の前に居た優のものであった。
ある程度近づいてきたらしい位置で止まった後、今度はガサゴソという音が聞こえてくる。どうやら、先程彼女が出していた袋を触っているのだろうか。
少ししてその音も止み、あとは彼と彼女の小さな吐息が聞こえているだけであった。
「それっ。」
小さな掛け声の後で、口の中に何かが放りこまれた。
放りこまれたそれを舌で転がしてみると、ほんのりとした苦味の後に、トロリとした甘い味が口の中に広がっていった。
思わず目を開ける。目の前には優が立っており、先程口の中に”それ”を入れた直後だったのであろう、勇の方へと手を差し出した状態で何かを期待するかのような表情で彼のことを見ていた。
それを見なくても、勇は思わずこう呟いていた。
「美味しい…。」
「本当?」
勇の感想に、優は嬉しそうになりながらも少し戸惑う様な表情になった。
「作った後に味見をしたのだけれど、ちょっと甘すぎたと思ったの。」
「えと、僕は特に甘すぎるとかは思わなかったですよ。丁度良い感じです。」
「そう、なら良かったわ。」
そう言って、優は今度こそ表情を笑顔で埋め尽くす。
勇も釣られて笑顔になり、暫くの間二人の笑い声が生徒会の中を駆け巡った。
……………
途中まで優と一緒に家路を共にし、別れた後で勇はポケットから先程彼女から貰ったチョコの袋を取り出す。
生徒会室で開かれた袋は、再び優の手によって封をされていた。
「早めに食べてね、すぐに痛むかもしれないから。」
渡す際に彼女はそういう風に告げていて、勇はそれを思い返しながら掌の上でチョコの袋を遊ばせる。
それと一緒に生徒会室で見ていた夢の事が気になって思い出していたのだが、全く思い出せていなかった。
(まぁいっか。)
しかし、優からチョコを貰った事で満足した彼は夢の事はそうそうに頭の奥へと追いやる。
思わず落とさないよう、おもむろに袋を開け、中からチョコを一個取り出す。
そしてそれを口へと含み、苦さとその後に来る甘みを口いっぱいに味わった。
(甘いなァ…。)
優は甘すぎる、と言っていたが勇にはこの甘さが普通に好ましかった。
もう一個、手にとって口の中へ。程よい苦味と、それを打ち消す甘みが更に口の中へ広がる。
ふと思い出したのは、チョコの感想を言った時の、はにかんだ彼女の表情やその直前のイタズラそうな表情。
それを思い出して、彼はにやけそうになった口元を隠すかのように首にまいたマフラーを上へと上げた。
それと一緒に高鳴ってきた心臓を落ち着かせるために数回深呼吸をする。
口元を隠したまま、細めている勇の瞳の奥に映っているモノは何か、それは彼にしかわからない。
その瞳は、まだ寒さが厳しい2月の風が彼に打ちつけようとも変わることは無かった―。
おわり
あとがき
バレンタイン企画SSー。という事で槍玉にあがったのは「会長と」シリーズでした。
あとちょっとエロいのを書きたかったのもあります、果たしてどちらがメインんあおか、書いた俺も全くわかりません。
それにエロいといっても直接表現は無い…?ので、R-18と言われればNOですね。
ただ「本番行為をさせないで、どれだけエロく思わさせるか」というのは一種の挑戦とも考えてますので、今回の表現が次の作品で生かせる日があれば・・・とは、思います。
果たして活かせるのか。
取り敢えず次に思いついたネタがあるので、それを書き始めたい所!あといい加減出会いの話と、終わりの話も!]]>
【ときメモ4】 Made in Cafe ~メイドさんといっしょ~ 【SS】
http://muramsa.exblog.jp/15593334/
2011-03-02T00:50:00+09:00
2011-03-02T00:54:48+09:00
2011-03-02T00:50:10+09:00
Horyday
小説
※登場する人物、地名、団体名(んなもの出ねえ)、シチュエーション、メイドさんは架空のものです。(俺だけの中で良い)
※つぐみちゃん誕生日記念SS
―7月。
夏という季節に相応しい暑さが外の空気を染めている。
しかし、彼―新山 涼が今いる場所は外の暑さとは正反対に涼しい。
それは、喫茶店という冷房がしっかり聞いた空間に居るからであった。
彼が今座ってる席には、文系、理系といった様々な参考書や問題集が置かれてある。
近くにはノートも置いてあり、そこには問題集を解いているのか数式や答えが書かれていた。その近くに落書きが描いてるのは、単なる暇つぶしによるものだろう。
そして現在彼は、テーブルへ突っ伏した様に頭を抱えている状態であった。
「大丈夫ー?根詰めすぎてオーバーヒートしてない?」
そんな彼に声をかけるのは、メイド服に身を包んだ少女であった。
眼鏡をかけた少女の名前は語堂つぐみ。今涼が居る喫茶店「シー・ムーン」店長の娘であり、涼のクラスメイトでもある。
別にメイドカフェをやってる訳でもないのに、彼女がメイド服を着込んでいるのにはちょっとした理由があるのだが、それはまた別の話である。
つぐみは、持ってきた冷たいココアを涼の近くに置く。同時にカラン、と氷の動く音が室内を更に涼しく感じさせるかの如く彼の耳元へと入ってきた。
「大丈夫じゃなけりゃ、ここで頭抱えてねえよ…。」
抱えてた頭を、つぐみの方へ動かし疲れた視線で涼は言う。
余裕のある態度はそこには無く普段の涼を知っている人物から見れば、かなり追い詰められている事を察するであろう。
しかし、それを見てもつぐみは心配する事もなく、呆れた視線を涼へ投げかけた。
「それでも自業自得よ。テストの赤点取ったのはあんたの勉強不足の所為じゃない。」
「う、それは解ってるけどよう。」
「それに、今度の追試で満足な点数を取れなかったら夏休みの始め一週間は学校で補習って話じゃない。」
つまるところ、今彼が行っているのは後日行われる追試の勉強であった。
普段勉学に関しては疎かな部分が大きい涼であったが、今までは一夜漬け戦法により赤点ギリギリのラインでどうにかなっていた。
しかし今回は一夜漬け戦法が通用せず、5教科中2教科赤点を取るハメになってしまったのである。その2教科の内1つは涼が苦手とする数学なので、頭も抱えたくもなるものであった。
だが、彼にとって頭を抱えたくなるのはそれ以外にもあった。
「それだ。もし、追試も落ちてしまったら俺がつぐみちゃんと一緒に遊びにいく約束が、補習という味気ない1週間に潰されてしまう。それだけはナントカ水鳥拳最終奥義の如く断固阻止しなければならないとな。」
「なんかそれ、思いっきり補習行きな気がするわよ。」
「…まぁ、それは兎も角。アイスココアいただくよ。」
つぐみのツッコミを無視して涼は手元に置かれていたコップを手に取り、それを口へ付けた。
一緒に流れてくる氷が唇の上に当たって、少し冷たい。
しかし丁度喉が乾いていた涼はそれを気にする事もなく、コップに入っているココアをどんどん喉の奥へと流しこんでいった。
「ぷはぁーッ。ふぃー、いい感じに頭がスッキリした気がする。」
「ふふん、私が入れたんだから当然でしょ。」
「つぐみちゃんか…なるほど、ちょっと秀才気分になれたかも。」
そう言って、涼はかけても居ないのに、手を顔へと寄せて中指で鼻の頭辺りを押し上げる動作をした。
どうやら、メガネを掛けなおしているマネらしい。その動作の後、つぐみを見てやんちゃそうに笑った。
「もう、おだてても何も出ないからね。」
それを見て、つぐみも苦笑する。
体格が大きいくせに、何処か子供っぽい所がある涼を気づけば彼女は気に入っていた。
それに気づいたのは、少し前。高校生活が3年目に入ろうとした春の頃である。
初めて出会った時は、親友である星川真希に近づいてくる男の一人と思っていた。
しかし気づけば関わる事が多くなったのはつぐみとで、それを真希にからかわれる事もあった。
からかわれれば真希に対して反論もしたし、別にどうでも良いという思いはあった。けれど、気づけば今ではつぐみが涼の事を気にしない日はなくなっていた。
だから、涼が赤点をとって一緒に遊びに行ける約束を守れないかも、と知った時は彼女は内心、少しだけではあるが落ち込んでいた。
けれど、それを涼に対して表情(かお)に出すのは癪であったので。
「ま、仕方ないわよ。補習コースになってもまた次回があるって。」
赤点を取って軽く落ち込んでいた涼にそう言っておいたのである。
だが、それが逆に涼の性根に火をつけたのかここ数日は喫茶店に入り浸っては勉強に勤しんでいたのである。
突然のことではあったが、喫茶店のマスターであるつぐみの父親は涼がバイトで頑張っている事も知っていたので何も言わなかった。
つぐみも、「お客の邪魔はしないでよね~。」と言ってはいたが何だかんだで客数が少なくなると涼の方へと行っては何かと気にかける事が多かった。
そうして今に至るのだが、元々勉強が苦手だった涼がいきなり参考書に手をつけてもスラスラと解ける筈がなく、度々テーブルに体を任せては現実逃避とばかりに休んでいる時間が多い。
今も、つぐみのメガネをかける真似をして彼女に軽く頭を小突かれる所であった。
「それに、調子に乗らない。まったくもう…。」
そういうつぐみであったが、やはりその評定は怒ってるのではなく、どこか手のかかる弟を見てる姉の様な表情であった。
「へへ、つぐみちゃんはからかい甲斐があるからな。…ふぅ、一息ついたし続きをやるか。」
「今、どれをやってるの?」
勉強を再開する前にと体を伸ばし始めた涼に、つぐみが訊ねる。
「んー…んっ、今は文系かな。長い文章から適切な語句や一文を選ぶ問題とか…あんまし解らないんだよね、こういうの。」
「なっさけないわねー。…ふぅん、そうね。私がちょっと教えてあげようか?」
「え、良いの?仕事とかあるでしょ。」
「心配には及ばないわよ、今はもうピークも過ぎてお客さん殆どはけちゃったし、お父さんも暇だからこっちの仕事も少しはさせないとね。」
「そう言ってくれるのなら、じゃあお言葉に甘えるかな。」
「オッケー。じゃあ向こうに寄った寄った。」
つぐみは嬉しそうな顔で手に持っていたお盆をテーブルの隅に置き、涼を長椅子の奥へと追いやる。
そして、先程まで涼が座っていた所へと座った。
涼があちこちに広げていた文系の参考書の一つを手に取り、その中を読む。
「ふんふん…そこまで難しそうな問題じゃないわね。追試で出るのってここら辺であってる?」
「ああ、それ先生が教えてくれたヤツだから、そうだと思う。」
「じゃあ、まずはここからやってみますか。この文章から主人公の友人に対する心情を強く表している一文を探してみなよ。」
つぐみは参考書をテーブルに置き、だした問題の文へその細い指を当てる。
涼は真面目な顔でその文章を見て該当する一文がどれか、じっくりと探す。
途中、それらしい文章が見つかったのか視線が止まったと思えば、違うと判断したのかまた視線を巡らせる。
「ふふっ…。」
真剣にそうやっている涼を見て、つぐみは軽く吹いてしまった。
涼はいきなり吹き出したつぐみを見て、不思議そうに首を傾げる。
「な、なんだよ。」
「ごめんごめん、何かいつも余裕な態度を見せてるあんたとは違うから、ちょっとギャップを感じちゃってね。なんていうか…」
―かわいいね。
「なんていうか?」
「…な、なんでもないわよ!」
「???」
つぐみの反応に首を傾げる涼であったが、すぐに気にならなくなったのか参考書の方へと目を戻すのであった。
興味を持たれなかった事にほっと内心息を吐き、つぐみは頬杖をついて涼が問題を解いている様子を見る。
その顔は、まるで手のかかる弟を見守る姉の様に微笑んでいた。
「うーん。」
「どうしたの?」
数問解いた後、どこかの問題に詰まったらしい涼を見て、つぐみは身体を彼の方へと近づけさせる。
そこからノートと参考書の方へと身体を伸ばす。
それに合わせて、涼もつぐみが見やすいように身体を少しだけ奥の方へと動かした。
少しだけつぐみの肩が触れ、涼の心が揺れる。
今度は、涼がつぐみの事を見つめる番であった。
彼が店長であるマスターと二人で考案したとはいえ、メイド服姿の彼女をこんな間近で見るのは、そういえば初めての事だと今気づいた。
学校や喫茶店、そしてデート中で見せるしっかりした彼女にメイド服は良く似合うなと涼は改めて思う。
それでいて、ギャップを感じさせる小柄な彼女を見て、彼は軽く頬を掻いた。
―涼とつぐみは知り合って現在、2年半くらいとなっている。
初めは、つぐみの親友である星川真希を巡って、ちょっとしたイザコザがあったのではあるが、それが収まってからはお互いがお互いを良く絡む間柄となっていた。
涼がおイタをすれば、つぐみがすかさずツッコミを行い。涼がつぐみをからかえば、彼女は怒ったり、恥ずかしがったり、笑ったり。
傍から見れば”仲の良い友達”以上の関係と言われても仕方ない位であった。
実際、涼の親友である七河正志と小林学にはそれぞれ暖かいのと羨望の視線を貰ったりしていた。
「…ちょっと、聞いてる?」
言われて、涼はハッとしたように目を大きく瞬かせる。
気づくと、つぐみが不思議そうな表情で彼を見つめていた。彼が彼女を見つめている状態は変わってなかったので、今は互いの視線が交差するような状態になっている。
「もしかして、私の話聞いてなかったんじゃないでしょうね~。」
「…ゴメン、その通り。」
「何よ、素直ね。」
「だってさ、つぐみちゃんのメイド服…いざ近くで見るとホント可愛いなって。」
涼がそう言うと、つぐみは驚いた表情になり、続いて徐々に頬を赤く染め上げていった。
口は、餌をあげる前の魚の様にパクパクと動かしている。
「な、な、な…突然何言ってるのよ!」
思わず声あげ、立ち上がるつぐみに他の席に座っている客が不思議そうに視線を向かわせる。
しかし、当のつぐみは自分の行動よりも涼の言葉に動揺しているのか、それを気にする様子はなかった。
つぐみの行動に涼も驚いていたが、彼女のように慌てるわけでもなく変わらぬ表情で赤く染まったその顔を見つめ続けていた。
「あ、いや。思ったことを言っただけなんだけど。」
「そ、それでも…まさかあんたに言われると思わなかったから、驚いたじゃない…。」
「どういう事さ?」
「なんでもないわよ!もう知らない!」
プイッとそっぽを向くつぐみを見て、涼の表情に少しだけ残念そうな色が含まれた。
涼が座っている席から離れるつぐみ。このまま業務に戻るのだろうか。
そう思って彼が再び参考書とノートとのにらめっこを再開しようとした時であった。
「…ねえ。」
声をかけられ、下げようとしていた顔をあげると離れようとしていた筈のつぐみが傍まで戻ってきていた。
「どうしたの?」
彼が聞き返すと、つぐみは顔を下に向け目を泳がせる。
何かを言いたげに口を小さく動かすが、その声は当然聞こえづらかった。
けれど、涼はそれに口をはさむような事はせず、静かに待つ。
「あ、あの…さ。その…。」
ようやく聞こえる大きさになった彼女の声。けれど、言葉は詰まる。
けれど、涼は待つ。彼女の言葉を。
「も、もし。追試頑張ったら…これ着て…出かけても…良いかもね。」
「マジで!?」
涼が勢い良く立ち上がり、その衝撃で彼が座っていた椅子が動き、大きな音を出した。
それを聞いて、また他の客が二人の方へと視線を向ける。
「ちょ、声が大きい!それに、出かけると行ってもアレよ、買出しに付き合ってもらう時位だからね!」
「それは別に良いんだけど、さっきつぐみちゃんも似たように声大きく出してたじゃないか。」
「なっ、それは別にいいのよ!変に口答えすると、この約束は無かったことにするからね!」
「ええっ、それは流石に横暴だ!」
「だったら黙って勉強頑張ってれば良いのよ!まっ、一夜漬けで毎学期どうにかこなしているあんたじゃ追試でオール満点は無理でしょうけどねぇ。」
”追試でオール満点”
それを聞いて涼の顔に少しだけ動揺が走るが、すぐにその瞳は強い意志をもったかのように光る。
「…やってやろうじゃんか。」
「へえ、思ったより良い返事じゃん。満点取れるアテでもあるの?」
「無いよ。だから、やれるだけやるつもりさ。」
涼はそう言って、再び参考書とノートとのにらめっこを再開した。
その横顔と取り組み具合を見て、つぐみは彼が本気だという事を理解する。
暫くそれを眺めた後、彼女はふぅと息を出しながらそこを離れた。
向かうのはキッチン。そこには、作りおきのココアがプラスチックの入れ物にタップリと入れられて冷蔵庫の中で冷やされていた。
彼女はキッチンの中に入り、手慣れた手つきで新しいコップを取り出すとその中に氷を入れ、次にココアを注いだ。
トポトポ…とココアが入ると同時に氷の音が涼しげに鳴る。
ココアの量が丁度いい所まで注がれたのを見て、つぐみは入れ物をコップから離し冷蔵庫の中へと戻した。
(これでよし、と。)
次に持って帰ってきたお盆を布巾で拭いて、コップをそこに乗せる。
後はそれを涼の元へと持っていくだけであった。
(ま、コレくらいはサービスしてあげるわ。だから涼…頑張らないと、承知しないんだからね。)
お盆を水平に持ち、涼が座っているテーブルへと向かうのであった。
―追試まで後一週間程。
……………
果たして。
「あら、つぐみちゃん可愛い服着てるわねー。」
「おう、つぐみちゃん今日はまた良い格好してるじゃないか。」
「つぐみおねーちゃん、それかわいー!」
「…うう。」
「なんだよ、そこまで嬉しがる事ないじゃないか。」
買出しの帰り道。普段どおりである余裕の表情の涼と、その隣には顔を真赤にして項垂れているつぐみの二人が歩いていた。
時間はもう夕暮れ時で、太陽は地平線へ潜ろうかとしているところであった。
一週間前。
地獄とも言える猛勉強(涼談)の甲斐があってか、涼は見事に追試で満点を取る事が出来た。
それを聞いた時は、つぐみも一緒に喜んでいたのではあるが、それは涼の意味ありげな笑顔を見て直ぐに凍る事となる。
そう、彼女は約束通りメイド服姿で買出しに出かけていたのだ。
当然、普段から着てない服装なものだから多くの人に珍しがられ、注目される状態はつぐみにとってとても恥ずかしいものであった。
「嬉しがってないわよ!もう、十分恥ずかしかったんだから…。」
口を尖らせるつぐみに、涼は気を改めるかのように頬を指で軽く掻く。
「まぁ約束とはいえ、きっちり守らなくても良かったんだよ?そりゃあ、俺も嬉しかったけど、つぐみちゃんに悪い思いはさせたくないしね。」
「…別に、気を悪くなんてしてないわよ。そりゃ恥ずかしかったけど…。」
「あー…うん、まぁ皆可愛いって言ってくれたから良かったじゃない!俺も中々サマになってたと思うよ。」
どうしたものかと微苦笑しながら言い繕う涼に対し、つぐみは軽く睨む。
しかし、それは恥ずかしさが混じった上目遣いによるものだったので、涼からすればそれは可愛いという以外、何ものでもなかった。
自分の頬が熱くなるのを感じ、涼は思わず手をつぐみの頭の上に置いた。
「きゃっ。」
と小さく悲鳴があがるあ、彼は構わず頭を軽く撫でる。
「な、何よ急に!」
「なんでもないよ!」
胸の鼓動が止まらない涼は、止まらない顔の熱さを彼女に見られたくない為に、今度は走りだす。
「ちょっと待ちなさいよ!」
つぐみがそう呼び止めるが、彼は構わず走り続ける。
買出しの荷物は全て彼が持っているので、彼女は手ぶらである。だから、彼は止まらなかった。
喫茶店に帰ったらきっと何か言われるだろうが、今こんな表情を見られるよりかは遥かにマシだと彼は思ったのである。
―着く頃には収まっててくれよ。
家路を走る二人を、夕暮れの太陽が見守るように照らしていた。
おしまし。
あとがき
つぐみちゃん誕生日記念SS
今回はメイドつぐみちゃんを書きたいが為に書いたようなものでした。ビバメイドイベント。
けど服装的にはデフォルトの服装が好きだったりします。鎖骨萌え。
これは案外スラスラ書けた上にそれなりに量があったので嬉しかった…のかしら。出来ればもう少し短くスラッと終わらせるのがベストな気がするけども。
今回もちょいと日常的な展開で、けどちょっとドキドキなイベントもありました的な感じを目指しつつ。どんな感じでしょう。
次回はカイか…これも構想自体はあるんですけど、サブにつぐみちゃんとルイルイを出す予定であるので、ちゃんと書けるか不安。特にオチが。
まぁまずは書いてみるか…それしかない!]]>
懐かしの連休にて
http://muramsa.exblog.jp/15502189/
2011-02-13T23:29:32+09:00
2011-02-13T23:29:33+09:00
2011-02-13T23:29:33+09:00
Horyday
雑記
まず先週の土日は長崎へ出張一人旅をしていたから満足な休み(とはいえ出張作業が楽すぎて殆ど行って帰った様なもの)なんて無かったけども…。
しかしここんとこの更新頻度の低さは異常。まぁ買うものやるものが増えて手に付かなくなったのだけども…。
最近はときメモ2とテイルズオブグレイセスに手をつけております。
うち、ときメモ2はニコ生で絶賛放送中ー。いざやると楽しいね、凄く楽しい。さすがプレイヤー間では傑作と呼ばれてるだけある。
そんな俺が初めに攻略したのは八重花桜梨というヒロイン。これは大学時代の友達とときメモ2の話をしてた時にすっごく勧めてきたので、それが頭に残ってた俺はクリアした訳です。ニコ生で。
で、いざ進めてみれば途中悶えてたり悶えてたりゴロンゴロンしてたり、何かときメモ4をやってた時のエリサショックに近い状態になってた気がする。八重さんかわいすぎでしょ。
初めは暗い上にデートに制服で来るというある意味で「それはそれで・・・」と思わせてくれる新鮮味のあるキャラで、それを乗り越えてときめきになると、その時の私服姿も立ち絵も素晴らしい。流石隠れお姉さん属性。
声も素晴らしい。流石りぼんちゃん。
時々デートで暗い時の台詞が入るのはご愛嬌な!
しかもクリスマスプレゼントをあげてたら私服を変わったりして更に悶える俺…。スーツ姿とか、もう高校生じゃないよこの人!(褒め言葉)
そんな風に息も絶え絶えで無事攻略できましたとさ。正直もう一周したいレベルだが、ここは我慢して次のヒロインである寿さんを狙う・・・!
ちなみに現時点での4強は 八重さん、ほむら、光ちゃん=白雪姉妹 と言ったところか。
これが最終的にどんな風に変わるのかも楽しみである。
そしてテイルズオブグレイセス。
こちらはPS3版のfをプレイ。Wiiで出てた頃からしたかったので、PS3買ったのも丁度良かったしプレイプレイ。
で、いざやってみると戦闘システムが大幅に変わっててビックリ。
戦闘フィールド自体はあまり変更はないのだけど、まず従来の通常攻撃(◯ボタン)が特技ぽい感じで行われるということにビックリだった。特技関係は動画で見てたけど、まさか通常技感覚で出せるとは思わなかったのでぃす。とはいえ今回はCC制を導入してるから連発出来るわけでもなく、ゲージ管理も重要になってくる。
そして従来の特技関係(×ボタン)は、(主人公)アスベルの場合抜刀行動を経た上でないと行えない仕様。
というか◯ボタンが納刀による体術攻撃、×が抜刀状態による攻撃と別れてるという。個人的に納刀しながらの体術とか燃える要素なのでこれは気に入った。
んで、×ボタン関係も抜刀しただけで◯ボタンと勝手は変わらず(まぁ技の性能は当然違うけど)なので、場合によって使い分けるのが重要ってとこかしら。
まぁそんな事より今回のヒロインであるシェリアちゃん可愛いすぎる。ババアボイスなのも(むしろあのボイスじゃないと無理だ)そうだがアスベルと幼なじみという立場が萌ゑる。
大人になった時のよそよそしさが気になったが、パスカル辺りが入ってきた頃はそれなりに軟化して戦勝時のコントも見せるようになったので俺は概ね満足('∀`)ほっこり
序盤はスキルとかも整ってなくて少し面倒だが、ある程度慣れてスキルが整ってくると楽しくなるのは相変わらずのテイルズクオリティですね!と俺の連休はそれで終わりそうなのであった。最近モンハンもしなくなったなぁwww炭鉱夫はしてるけど太刀の腕衰えてそうな気がするww
そんなこんなで相変わらずな翠珀なのでしたとさ。
ときメモ2に影響されてボーカルサントラ5枚を全部購入。なんかあとベスト盤あるけど、あれは買うべきなのかどうなのか悩みつつ、取り敢えず保留。
これだけで1万5千も飛んだ・・・が、後悔しては居ない!
第二次ZのPV第二弾、Cam撮りだけどキテター。やっぱこれ見てるとワクワクしてくるな。
個人的にボトムズがどこまでやれるのか、そこが気になるぜw
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【ときメモ4】 Sister and brother ~チョコは明日何を見るか~ 【SS】
http://muramsa.exblog.jp/15434870/
2011-02-02T01:15:53+09:00
2011-02-02T01:15:52+09:00
2011-02-02T01:15:52+09:00
Horyday
小説
※登場する人物、地名、団体名(んなもの出ねえ)、シチュエーションは架空のものです。(俺だけの中で良い)
※七河姉弟誕生日記念SS
七河瑠衣は、悩んでいた。
今、彼女が居るのは自宅のキッチンである。周りにはボウルや鍋といった調理器具が置かれている。そして、その傍らには板のチョコレートが一つ。
七河瑠衣は、戸惑っていた。
初めて好きな人に送るチョコを、どう作ろうかと言う事に。
「あ”~~~~。」
悩んで、悩んで、瑠衣はキッチンの隣にあるリビングのソファーへと突っ伏して頭を抱える。
事前にかけていたメガネはちゃんとテーブルの上に置いてきたので潰れる心配はない。
伝説の樹について調べる為に、弟の正志に無理を言って潜入したきらめき高校。
初めは目的のために息巻いていたが、次第にそれは別の事へと変わっていく。
正志から時々聞かされていた男の子。
彼に、自分の正体がバレた事から瑠衣の中に今まで感じたことの無かった気持ちが芽生えたのである。
それは”好き”という簡単な気持ち。
瑠衣は、彼に恋をしていたのであった。
これまで男性とのデート経験が無かった瑠衣にとって異性とのデートというのはいつも新鮮であり、大変な事ばかりであった。
その一つとして服装である。彼女は服装に関して特に意識したことが無く、所謂”流行りもの”を把握してなかったのである。
だから、彼女なりのセンスを総動員して購入した制服風の私服は彼にはウケが良く、表面上は笑顔ながらも内心は冷や汗タラタラだった彼女の心を幾分か軽くした。
それから、一緒に海へ行ったり、カラオケでアニソン三昧をしたり、自身のバイト先へ招待してみたり、アミューズメントパークでポップンミュージックをした時に―
「んー…。」
うつ伏せにしていた身体を反転し、仰向けにして天井にあるライトを覆うように、瑠衣は左手を見る。
そして思い出す、あの時、ポップンミュージックを彼と一緒にプレイしていた時に思わず触れてしまった手の感触と、暖かさを。
その後で二人は手をつないで帰るという機会が多くなったのだが、瑠衣にはあの時の、あの一瞬の感触が一番印象に残っていた。
「…うっはー!」
それを思い出して、瑠衣は顔を赤くする。
あの時は突然の事で顔が真っ赤になっていたのは鏡を見えなくても判ったが、今ではそれを思い出すたびに、あの時の妙な気恥ずかしさが蘇り、それで顔を赤くすることが多い。
ただ、今ではそれ以外に表情の変化がある。
「んー…まるで黒歴史ノートを大人になってから見てしまった気分っすよ~。私はそんなもの無いけどさー。」
一人だけ居る空間で、思い出した事を誤魔化すかのように小さく呟く瑠衣。
その手を見る顔は、大きな笑顔で彩られていた。
「…でへへ~。」
それに釣られてか、思わずだらしない声が漏れてしまう。
「…何やってんだ、姉さん。」
「うわぁ!」
突然の呼びかけに、驚いて首を起こす瑠衣。見ると、台所から弟の正志が彼女の方を見ていた。その手にはみかんの缶詰が握られている。どうやら、それを食べるために瑠衣とは入れ違いで台所へ来ていたらしい。
その顔は、変な声を出していた姉に対して呆れているものになっていた。
「べ、別になんでもない!それよりも、乙女の顔を黙ってみているなんてどーいうつもり!」
「乙女…ねぇ。」
苦笑して、正志が瑠衣の方へと向かってくる。
何よ、と瑠衣はむくれた表情をして今度は上半身を起こした。
正志は、あと数歩という所で立ち止まり、そこで口を開いた。
「どうせ、あいつの事を考えてたんだろ?」
「んな…なんの事かなァ。」
わざとらしく頭を掻く瑠衣に、正志は”やれやれ”と言いたげな表情でこめかみを掻く。
正志は瑠衣の反応が嘘だという事に当然気づいていたし、瑠衣も自分の反応正志にバレてると理解した上で、その態度をとっていた。
「バレバレだって。…昨日からアレコレ騒いでたしな。」
「ちぇ。そーですよーっだ。別に良いじゃん、初めて男の子に本命のチョコを渡すんだもん、そりゃ悩むわよ。」
「別に普通で良いと思うけどな、あいつなら何でも喜んで受け取ると思うぜ。」
「分かってるわよ、その位。けど、他にせんせーを想ってる女の子が居たらさ、やっぱり気合入れなきゃって思うじゃないの。」
「それが通じれば苦労はしないんだろうけどな…。」
「ん?正志、何か言った?」
正志がぽつりと言った言葉は、少しだけ聞こえたらしい、瑠衣が正志の方へと向いて何事かと首をかしげている。
「何でもないよ。」
しかし、正志は小さく首を振るだけであった。それを見て瑠衣は不思議そうな顔をするが、すぐに気にならなくなったらしい元々悩んでいた事に頭を切り替えたのか、また溜息を出し始めた。
「うーん、どういう風に作ったものかなぁ…。お菓子作りそのものだって初めてだから気軽に作れないし、早くしないと…。」
ぶつぶつと言っている瑠衣を見て、正志は小さくため息を出す。
そして、右手に持っていたみかんの缶詰をソファー近くのテーブルに置き、瑠衣の近くへと歩いて行った。
瑠衣は、変わらずチョコの事を考えているのか、ソファーに再び寝そべったまま近づいてきた正志の事には気づいてない様子である。
そんな瑠衣に対し、正志はいきなり彼女の身体をひょい、と持ち上げる。
10cm程度小さいとはいえ、そこは女の子である瑠衣の身体は軽く、運動系である正志には余裕で持ち上げられる重さであった。
「おわわ!なっ、急に何すんのよ正志!」
当然、そんな事をされて瑠衣が大人しくする訳もなく、突然の事に身体を暴れさせる。
が、やはりそこも女の子だったので大した威力も無く、正志は動ずること無くソファーのあるリビングから離れた畳の敷かれた部屋へと担いでいく。
そして、少々ぞんざいな扱いではあったが、そこへ瑠衣をうつ伏せに寝かせる。
「もー、一体どうしたのよ…って、うわっ。」
何が何だかわからない、と言いたげな瑠衣の背中を正志が乗っかった。
勿論体重は乗せてはいない。ただ動けないように固定しただけである。
「ちょっ、動けないじゃん!」
「良いんだよ、全く。」
華奢な身体で暴れる瑠衣に、やれやれと言った表情で正志は彼女の肩を掴み、軽く揉む。
「んあ!」
痛かったのか、気持よかったのか。どちらともつかないような声を出して瑠衣の首が上がる。
それと同時に、暴れていた身体もおとなしくなった。
「やっぱり凝ってるじゃないか。姉さん、最近漫画の方も描いてたし大分肩にキてたんだろ?」
「うー。」
どうやら、図星らしい。否定も肯定もせず瑠衣はただ唸るだけであった。
それを理解してか正志は続いて、しかし今度は先程より弱めに肩を揉み続ける。
「ふぁぁぁぁぁ…。」
よほど効いているのか、瑠衣の気の抜けた声が居間に大きく広がっていく。
特別に効くポイントがあるのか、時々一瞬だけ「ンッ」と首を小さく反らすとこがあるのを、正志は見逃さない。
そのポイントを見抜き、次はそこを揉んでいく。
「くはぁぁぁぁぁ、正志の肩揉みはやっぱり効くぅ~。」
「そういう言い方はちょっと親父臭いぞ、姉さん。」
「うっさいわねー、こういう時くらい良いじゃない。」
姉だからこそ、こういう物言いなのだろうが恍惚な表情で言うその台詞に説得力は無い。
だが、正志は「仕方ないな」と小さく笑い、そのまま肩もみを続行した。
「…姉さん。」
そんな姉の後ろ姿を見ながら、正志は声をかける。
「なーに?」
「あいつとは、それなりに楽しくやってるのか?」
「んっ、そうねー。えへへ、前はスケートリンクで滑りそうになった時に抱きとめて貰ったんだよ。」
「姉さん、スケート苦手なのに良く行ったな…。」
「驚くとこそこ!?…まぁ、確かに私も無茶だとは思ったけどさ…けど。」
「けど?」
「ほら、男の子とスケートって、やっぱり…憧れるものなのかなぁって。」
「…ぷっ。」
瑠衣の言葉に、正志は思わず吹いてしまう。
勿論近くに居た瑠衣にそれが聞こえない訳も無く、慌てたように頭を正志の方へと振り向かせる。
その頬は、真っ赤に染まっていた。
「な、何笑ってんのよ!」
「くくっ、別に…ははっ。姉さん、変わったなぁ。」
笑いを堪えながら、正志は少しずつ言葉を紡ぐ。
その口調には、ドコか寂しそうな色が混ざっていることは、誰も気付かなかった。正志本人にさえも。
「どういう意味よ~。」
「うん?前までインドア派だった姉さんが、あいつのお陰で外に出たり、お洒落に気を使ったり…全く、様様だよ。」
「ふん、どうせ私は引きこもりですよーっだ。」
正志の言葉に、瑠衣はぷぃと頭を元の方向に戻した。
そうは言うが、彼女自身、自分が徐々に変わっていることに驚きを隠しきれては居ない。
自分ではそう認識していたが弟である正志にそう言われ、どこか嬉しく思う瑠衣なのであったが姉としての意地が勝ったのか、つれない返事しか出来なかった。
それを見て正志はやはり苦笑する事が出来ず、もう程良く柔らかくなってきた
肩を揉み続けるのであった。
……………
「ふー。いい具合にほぐれた~。」
肩もみが終わり、正志という拘束具が解けて立ち上がった瑠衣は両腕を回しながら肩の解れ具合を確かめる。
実際のところ、先程まで悩んでいた時より気持ち肩が軽くなった気がしているらしい。瑠衣が軽快に腕を回しているのを見て正志はふぅと息を吐いた。
「ありがとね、正志。ちょっとリラックス出来たわ。」
「ま、これぐらいお安いご用さ。」
少々だらしない表情になっている瑠衣に、正志は微笑んで答える。
瑠衣は、身体を十字架状にして身体を伸ばし、その状態のままで止まっていた。
少しして、腕を下ろし「うし」と彼女は手をグッと強く握る。
「おーっし!チョコレート作り再開するっすよー!今年で最後だし、あの超鈍感なせんせーがドッキドキになるようなチョコをつくっちゃる!」
そして、意気揚々と瑠衣はキッチンの方へと戻っていった。
ここからは姉が頑張る所である、だから弟である正志はそれを見守るのみであった。
(がんばれよ、姉さん。そんだけ気合が入ってるんだ、あいつもちょっとは気にしてくれるさ。)
心の中でそう応援した正志はテーブルの上に置きっぱなしだった、みかんの缶詰を再び手に取りそこから離れる。
(あ、そういやバレンタインといえば…姉さん、俺があの日どんな目に遭ってるか話してなかったな。)
正志はそのルックスの良さから、バレンタインは学校の女子から注目の的になっている。なので、チョコレートを貰う数も校内で一番多い人物と有名であった。
1年目は流石の正志も戸惑ったが、2年目では慣れ、そして3年目。
今回バレンタインデーに瑠衣が正志の通うきらめき高校へと行くのは初めてである。正志が話していないので当日の状況がどうなるのか把握していないし、それをどう切り抜けるか慣れてもいない。
(…まぁ、良いか。)
しかし、正志は話さなかった。瑠衣が今チョコレート作りに夢中になっているのもある。だが、それ以上に当日女の子に囲まれて慌てる姉の姿を想像して、面白そうに思ったのもあった。
(”がんばれよ”、姉さん。それだけ気合が入ってれば、あいつにチョコを届けれるさ。)
心のなかでそうエールを送り、正志は温めになってきたみかんの缶詰を持って自室へと戻っていった。
今夜の七河家は、瑠衣のチョコ作りに格闘する声が景気よく響いていた。
おわり
あとがき
いわゆる3年目バレンタインデー前日談みたいなもの、あと七河姉弟団欒SS。
それっぽく書けたのかわからないけど、取り敢えず山梨意味無落無は相変わらずの俺っぽさ。けど姉弟ってこんなもんだと思う!とか思いつつも。
ぶっとんだ感じで書きたい時もあるんだけど、今のとこ優さん以外書く気があまり起きないのが現状だったりしますのう。
けど瑠衣ちゃんって何故か他キャラと比較的絡ませやすいイメージがある、なんでだろうな・・・。
ま、とりあえず瑠衣ちゃん誕生日おめでっとう!正志も誕生日おめでとう!
また機会があれば瑠衣ちゃんSS書きたいね。今度は主人公君も交えて。
さて次回は…バレンタインデー用に一本考えているんだけど、これが間に合うのか、間に合った所でちゃんと完成されてるのか、そもそも上げるのか。いろいろと疑問。もしかしたら埋もれる可能性も…。
ま、つぐみちゃんのSSもあるし頑張って行きたいとこだ!とか言っておく。]]>
ぶらり一人旅(の予定)
http://muramsa.exblog.jp/15416470/
2011-01-29T22:54:23+09:00
2011-01-29T22:54:21+09:00
2011-01-29T22:54:21+09:00
Horyday
雑記
いやしかしせめて土曜の夜でも良かったんじゃねーのかとwなんで日曜の昼から酒ありのパーティなのか・・・。
ま、呼ばれた以上行くしかないけどな!スーツ着れるかなぁ、まだ…。
あ、ちなみに来週の土曜日から長崎へ一人旅…という名の出張が決定しております。内容だけ見れば楽なんだけどね…けど一人で出張は本気で初なんで緊張しておるよ。
しかもJRなのであっち着いてからの足が無い\(^o^)/ ホテルとかタクシー移動になるのかねww金凄くかかりそうだ…その分出張費用も結構出そうだけど。
とりあえず、大きな仕事は一応一区切りつきそうだし余裕を持って準備をしておこう!そんな風に決心を固める俺なのであった。
しかし一人旅は・・・不安だなぁ、ハァ。
ジョジョの奇妙な冒険のRPG(フリゲー)を発見したのでした。
サガ風でちょっと面白そう!暇が出来たら少しプレイしてみよう・・・。
・・・・・・・・・・・・・
色々とネタ
・【Multi】スピーディーな空中戦が展開『天空の機士ロデア』プロモーションムービー公開
どんな風かな、と思ってたんだけどPV見たら一気にやりたくなってきた。凄く面白そうである。
なんていうか操作よりもキャラのアクションを見るのが凄く楽しそうなんだよな。不思議な感じ。
・PSP後継機『NGP(Next Generation Portable)』詳細スペック、製品イメージ&実機写真&大きさ比較、参入メーカー一覧など
3DSは充電関係がオイオイ!だったけどこれはどうなんかねー。絶対消費デカそうな気がするんだけどw
取り敢えず次世代機が出たということで、モンハンP3Gはこっちで確定かしら、のう?
・【Wii】ハル研究所チームが手掛ける新作『星のカービィ』が現在開発中。プレイムービーも公開
カービィ新作キテルー。これもwiiか。
毛糸のカービィもそうだし、ラストストーリーもそうだし、wiiもしたいソフトが多いのう…。
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モノマネモンハン日記 アマツ編
http://muramsa.exblog.jp/15406883/
2011-01-28T01:21:25+09:00
2011-01-28T01:21:22+09:00
2011-01-28T01:21:22+09:00
Horyday
雑記
先週末の話ではあるが、未だにボチボチやってるMHP3にて、一緒にやっている友人が今作のラスボスクラスであるモンスター「アマツマガヅチ」を倒してみようかというトンデモ発言をしやがったので、気さくな俺は大人しく従うふりをしたのでした。
そして場所は謎の谷へ。
イメージ画像では降ってませんが実際のゲーム画面では雨が降っております。
あまりに”それ”っぽい雰囲気を体中に感じながらも次のステージへ。
※アマツさんイメージ。
あくまでこれはイメージです。大事なことなので二回言いました。。
んで実際に会ったアマツさんは大きな龍。まぁ古龍種なんで当然龍の形(とはいえヤマツカミみたくタコみたいなのもいるけど)であろう。
取りあえずは相方(以降友人をこう呼ぶ)といざアマツ戦。
まずは場所を把握なのだけど、ステージの両端にバリスタ発射装置(デカイ鉄矢を発射する)を設置されてるのを確認した後、まずはバリスタで攻める攻める。
たまに当たる攻撃自体はたしかに痛いのだけど、それでもここまでにつくってきた装備のおかげでそこまで痛くは感じず。
しかし相手が浮いているので、獲物である太刀が中々に当たらずに相方が苦戦する姿を拝みながら俺はドヤ顔でバリスタ弾を連射するのだった('∀`)
が、調子に乗ったのもそこまでで…。
いきなり雰囲気が変わったアマツさんの攻撃で見事壊滅。
体力が減ったら周りの雰囲気が変わり(なんか紫色になる)アマツさんの攻撃が激化。
あと何か必殺技らしい竜巻攻撃もしてくる始末。しかもこれが強い強い。
まず問答無用で相手を吸い込み大ダメージを与えてくるというのがかなり焦る。ちなみに初見で食らった俺はその時気にせずアマツさんを切りまくってました。
その後はジリ損で落ちていき、結局クエスト失敗になるというオチに。
失敗後、どうしようかという話し合いの後「もう一回リベンジ行こうか」という相方の提案によりTHE・リベンジへ。
今度はバリスタの弾を体力が減った後(つまりモード変化後)に一気に使おうという戦法へ。威力が高いのでそれで一気に相手の体力を減らしておこうという作戦であった。
そんな素晴らしい事をとある元傭兵さんも言っていた気がする。
というか俺はバリスタを撃っている時にこの絵を思い出しながら撃っていたという。
吸込み竜巻はバリスタ発射装置を握ってとどまるか、いざという時はモドリ玉を使って脱出という荒業を駆使して回避。
後はもう斬ったり撃ったり斬ったり撃ったり・・・の繰り返しでなんとかクリア。
淀んでいた空も晴れ渡りなんとも清々しい勝利…が、相方は「一人では絶対しねえwww」という一言(オチ)がついたのでしたとさ。いや、俺も一人ではする気しねーわ、こんなのw
しかし多少苦戦する位で勝利するのが楽しいですわね、モンハンは。とかそんな事を思いつつそれなりに充実した狩りだったと思う俺だった。
なんか次回はアカムとウカムを狩るげな話があったのでそれにも便乗したいとか想ったり思わなかったり。あとアルバさん再戦もしたいなぁ…。]]>
昔を懐かしむ
http://muramsa.exblog.jp/15378261/
2011-01-22T23:17:53+09:00
2011-01-22T23:17:53+09:00
2011-01-22T23:17:53+09:00
Horyday
雑記
今日の購入物ー。久しぶりに漫画をドカ買いした気がする。まぁ最近出張とかで土曜日が無かったしな…。
バビル二世のリメイク「バビル二世 ザ・リターナー」 コイネコ マジンガーzERO フランケンふらんか。金は飛んだがいい具合に買い物ができた('∀`) 取り敢えず読み読み。
とはいえ今日は12時起き…折角の休みなのにすげえ勿体無い事をしてしまった気分。早く起きれたら色々と店を回って、東方大運動会とか欲しかったんだけどな(ちょっと興味が出てきた)
あと歌うラブプラスというCDに興味が出てたり。チョイスが俺好みというかツボというか狙ってるのかというかネネさんの歌チョイス酷くね?とか。
まぁ兎に角欲しいと思ったり…しかしどうせならamazonでも買わして欲しい、モンハン3のサントラと一緒に買おうと思ってるんだが。
そして今日見てた動画。NHKは良作アニメの宝庫だと思います(けど子供の時に見てたのばっかりだけど)
・・・・・・・・・・・・
本日のネタ
・イギリスのプレステ公式雑誌にメタルギアソリッドシリーズ初期3作のHD化の情報が掲載
メタルギアはPS2の2をしたことがあるんだけど、当時は操作が難しくて投げた記憶が。
今やるとすんなり出来たりするのだろうか。
・仮面ライダーのフィギュアに“魔改造”を施して出品した男二人が著作権法違反容疑で逮捕
魔改造ってレベルじゃねーぞ!
アポロガイスト見たことあるけど、ほとんど原型とどめてない・・・すげえな・・・。
・Key最新作「Rewrite」の台本が分厚すぎる件
Rewriteは竜先生の群像劇が上手く発揮できそうなイメージで楽しみにしております。
しかし、それにしても・・厚い・・・。
・【Multi】『レッド・デッド・リデンプション:アンデッド・ナイトメア』ゾンビ撃退に活躍する武器紹介トレーラー
B級映画っぽい煽り文句が個人的に好み。
・【XB360】『バレットソウル -弾魂-』最新プロモーションムービー公開
歌のメロディがロマサガ時代のイトケンを彷彿させて、シングルが出たら欲しくなってくる。
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